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Thursday 5 June 2014

The Asahi Shinbun 6-June-2014


国道246、自転車とバスレーン共用へ 大都市初の試み

 

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 交通量の激しい東京都世田谷区の国道246号で、自転車とバスの走行帯が共用化される。大都市で初の試みで国土交通省が年度内の実施をめざす。自転車が安全に車道を走れる環境を整えることで、歩く人と自転車の接触事故を減らすねらいもある。
 共用化されるのは三軒茶屋―駒沢(約2キロ)。1日5万台以上の車が通り、朝夕のラッシュ時にはバスが1時間に10~20本運行する。健康志向から自転車で通勤する「自転車ツーキニスト」が増えている区間だ。
 3日午前7時から1時間、この区間(世田谷区上馬2丁目)で都心へ向かう自転車を観察した。スポーツタイプで疾走する男性、ママチャリで子どもを乗せた女性……。車道を86台、歩道を34台が通った。自転車はバス、乗用車、オートバイに挟まれるように走り、危険だと感じた。
 渋谷―駒沢(約5キロ)はほぼ片側3車線で、左端の車線が、渋谷方面は午前7~9時(一部午前9時半)、駒沢方面は午後5~7時にバス専用レーンとして運用されている。このうち三軒茶屋―駒沢に限り自転車の走行帯を併設する形となる。期限は設けない。
 そもそも自転車は車道を走るのがルール。ただ、この区間では歩道も通行できる。国交省東京国道事務所は、自転車をなるべく車道に誘導したい考え だ。ドライバー側に自転車が通ることを意識してもらうため、①路面に自転車の図柄を入れる②進行方向へ青色の矢印を示す③路肩をカラー舗装にする――など の案を検討する。






工藤会本部など殺人未遂容疑で捜索 福岡の歯科医師襲撃

 

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 北九州小倉北区で歯科医師の男性(29)が刺されて重傷を負った事件で、福岡県警は6日午前、同区の指定暴力団工藤会の本部事務所や野村悟総裁の自宅などに殺人未遂容疑で家宅捜索に入った。

県警によると、捜索は捜査員約100人態勢で、本部事務所は午前10時半までに終えた。今後、押収品の分析を進める。
 事件は5月26日午前8時半ごろ、同区真鶴1丁目で発生。駐車場で車から降りた男性が足や腹など6カ所を刺された。現場からオートバイの男2人が逃走したことがわかっている。







関電4事業、社内分社化を検討 小売り自由化に備え

 

 関西電力は、発電や小売りなど四つの社内分社を設ける「社内カンパニー制」を導入する検討に入った。2016年にも家庭向けの電力小売りが自由化され、料金などを巡る競争が激しくなるのは必至。社内分社化で現場に近いところに権限を移したり、より細かくコストを管理したりできるようにして対応を図る。
 関電は労働組合に分社化の方針を伝えた。今後、労使で具体案を詰める。
 関係者によると、火力発電、原子力発電、送配電、小売りの主力4部門を分社化。4カンパニーごとの経営環境に合わせたしくみを取れるようにする。






梅毒、都市部の男性中心に拡大 昨年、21年ぶり千人超

 

 梅毒の患者が増えている。国立感染症研究所の調べによると、昨年の患者数は1226人で、21年ぶりに1千人を超えた。今年も5月25日までで548人と、昨年を上回るペースで増え続けている。性行為で感染するため、疑いがあれば速やかに医療機関を受診し、感染を広げないよう呼びかけている。
 都道府県別では、東京が172人と最も多く、大阪71人、愛知56人、神奈川36人、千葉20人と都市部で広がっている。患者の約8割が男性で、特に20~40代を中心に増えている。男性同士の性的接触による感染が多いが、最近は女性にも広がりつつあるという。
 国内の患者数は戦後間もないころは10万人を超えていた。その後、治療薬の普及で減り、2001~05年は500人台で推移していたが、11年から3年連続で増えている。







ママの子連れ海外赴任 打診に「えっ」、ある家族の決断

 

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 海運大手・日本郵船の女性社員が、子連れで、シンガポールに赴任した。夫を日本に残し、女性が子どもと海外に転勤するのは、国内企業では珍しい。男女とも同じキャリアを積ませようとした会社と、受け入れた家族の決断を追った。

日本郵船社員の石井知子さん(38)は5月から、シンガポールにある現地法人のシニアマネジャーとして働き始めた。南アジアのグループ会社を統括する仕事だ。長女(3)は、地元住民が通う私立保育園に通わせている。
 平日は毎朝、保育園の送迎バスに娘を乗せてから、8時半に出社。夕方5時半まで働く。「年齢や性別にかかわらず、働くことが当たり前。みんな元気がある」と驚く日々だ。当初、中国語と英語が飛び交う生活に戸惑っていた娘も、少しずつ慣れてきた。
 「シンガポールに行ってもらえないか」。人事担当者から内々に打診を受けたのは、昨年暮れ。「えっ、今ですか。子ども、小さいですけど……」。驚きと戸惑いを隠せなかった。
 大学を出て、1998年の入社以来、ずっと東京の本社勤務だった。「海外で働く機会があるといいな」と漠然とは思っていたが、結婚、出産した女性が次々と退職した時代だ。自身も結婚、出産を経験するうち、「そんな機会はないだろう」と思いこんでいた。
 メーカーに勤める夫(41)に話すと、やはり「えっ」という反応だった。保育園に通う長女の送り迎えなどは、夫婦で分担してきた。長女を夫や親に預けて、単身赴任する選択肢もあるが、「私が子どもを連れて行こうと自然に思った」。だが、そうなると夫の協力は得られない。
■背中を押した夫の一言
 長女にとっても、引っ越しや言葉の分からない保育園での生活、父親と離ればなれの暮らしと、初めての経験が一度にやってくる。「小さい娘に負担をかけるのは、よくないのでは」。数日、悩んだ。






盗撮容疑者、道路の下に潜む 棒にカメラくくりつける

 

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 女子大生が行き交う道の真下に「女性の敵」がいた――。兵庫県警が4月に県迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で逮捕した30代の男は、県道下の空間に身を潜め、小型ビデオカメラをくくりつけた棒を上に伸ばして、スカートの中を狙って盗撮していた。夏が近づくと盗撮などの性犯罪が増える。様々な手口に注意が必要だ。
 この県道は、神戸市内の大学キャンパスから最寄りのバス停へと続く通学路。すぐ横を川が流れ、道路下の法(のり)面には「コ」の字形の空間(高さ約1・3メートル、奥行き約1・7メートル)がある。川の対岸は雑木林になっており、人目につきにくい。
 「道路下の盗撮男」を見つけ、110番通報した女子大生2人(いずれも18)に話を聞くことができた。
 他の友人と4人で県道を歩いていた4月28日正午ごろ、道路脇に小型ビデオカメラがあることに気付いた。「あれって、カメラじゃない?」。鉄柵越しに道路下をのぞくと、カメラをくくりつけた木の棒(約1メートル)を持つ男の手が見えたという。







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