ソース市場、変わり種続々 消費拡大目指し各社競う
【佐藤亜季】ソース各社が、一風変わった新製品に力を入れている。洋食や揚げ物に使う、という固定イメージを払拭(ふっしょく)し、頭打ちの市場を広げるのが狙いだ。トマトベースにバジルをきかせたイタリア風、酢じょうゆベースにごま油やコチュジャンを加えた韓国風……。オタフクソース(広島市)は1日、そんな新味4種類と定番のソースをパックにした「たこ焼ソース」(税込み199円)を発売した。
新味のソースには、味が単調と思われがちなたこ焼きの新たな面を見つけてもらうことで、ソースを多く使ってもらうことを期待する。


(社食風土記)ほぼ日刊イトイ新聞「この国を救え!? おいしい給食」
新聞は新聞でも、事件満載の社会面や小難しい政治面はなしで「1面」は日替わりエッセー「今日のダーリン」……。そんな「ほぼ日刊イトイ新聞」には、週1回だけ現れる「社食」があるとか。編集長業の傍ら「ジャムおじさん」などを名乗り食に並々ならぬ情熱を見せている、あの糸井重里さん(64)が、ただならぬ決意で始めたらしいのですが……。ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」(ほぼ日)を運営する「東京糸井重里事務所」は、雑貨店や洋服店が並ぶ、東京・青山の大通り沿いのビルにあります。ところが、その入り口は目立たぬつくり。何やら隠れ家風です。重たい木の扉を開けると、なぜかゴリラの等身大オブジェが……。そこへ、糸井さん担当の小池花恵さん(37)と「社食」担当の甲野千奈さん(33)が、にこやかに登場しました。
――いきなりですが、リアルなゴリラですねえ。
(銚子電鉄から見た震災)外川駅→海洋研究所ゆき)
【若松真平】修復を繰り返しながら、開業当時の姿をとどめる外川駅。銚子電鉄で「最も絵になる」といわれる木造駅舎だ。
銚子駅からみて終点であるこの駅で下車し、家々を縫うようにして細い坂道を下ること10分。夕日に照らされた太平洋が目の前に広がった。手前の外川漁港には、キンメダイ漁に使われる船が並んでいる。
港に面した、こぢんまりとした2階建ての建物に「銚子海洋研究所」と看板が掲げてある。ここが、銚子で唯一のイルカ・クジラウオッチングを体験させてくれる会社だ。
所長は、かつて水族館でイルカの飼育担当をしていたこともある宮内幸雄さん(56)。震災当日、自前で買った客船「フリッパー号」で沖へ向かった。船を津波から守るためだ。23時間にわたって暗く冷たい海を漂った経験について、事務所で話を聞いた。
◇
今から20年ほど前。地元の水族館で働いていたころ、銚子沖にイルカがいると漁師から聞いた。小さいころから住んでいて、そんな話は聞いたことない。ウソだろうと思いつつ、漁師の舟に乗って沖へ出た。「目の前の百八十度に目いっぱいイルカが群れてた。1千頭はいたね」
水族館職員として海洋調査を始めた。5年ほどたったころ、水族館側が調査をやめるというので、独立して研究所を設立。漁師が暇になる5~8月に漁船を借りて、イルカウオッチングを始めた。
年間通して船を出さなければ採算がとれない。2002年、4千万円借金してフリッパー号を購入した。知名度は徐々に高まり、09年に借金を完済。事務所を移転して自然体験学校を始める計画を進めていた矢先、震災が起きた。
◇
地震が起きた2年前の3月11日、宮内さんは何をしていたのか?
「海の状態はよかったけど、客の予約は入ってなかった。事務所で漁師と話していたとき、突然建物が揺れたんだ」
外を見ると電線が大きくたわみ、道路は波打っている。漁師から聞いていた「津波が来る前に沖に船を出す」という鉄則が思い浮かんだ。フリッパー号の鍵を手にマリーナへ。エンジンの鍵は持ったものの、キャビンの鍵を忘れた。
船を7~8キロ沖まで進めたところで、波長の長い海面の盛り上がりを感じた。津波に乗り上げた。岸の方を見ると景勝地の屏風ケ浦が隠れるくらい、横一線に白波が見えた

井山本因坊、史上初の六冠 グランドスラムも達成
【伊藤衆生】囲碁のタイトル五冠を保持する井山裕太本因坊(23)=天元、王座、碁聖、十段=が14日、棋聖のタイトル奪取に成功し、37年にわたる現行七大タイトル戦の歴史で初めて六冠となった。過去に獲得した名人をあわせ、通算で七冠すべてを制覇する「グランドスラム」も達成した(史上3人目)。
13、14の両日に静岡県伊豆市で打たれた第37期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)の第6局で張栩棋聖(33)に勝ち、4勝2敗でシリーズの勝利を決めた。
井山は大阪府東大阪市出身。12歳で日本棋院関西総本部所属のプロ棋士となり、2009年10月に七大タイトル戦史上最年少となる20歳4カ月で名人になった。一昨年は天元、十段の二冠で終えたが、昨年、勝率8割を超える抜群の成績でさらに三冠を加え、張が09年に達成した五冠の最多記録に並んでいた。
これまでのグランドスラム達成者は当時30歳1カ月だった張と31歳6カ月だった趙治勲二十五世本因坊(56)。23歳9カ月の井山は達成年齢を大幅に塗り替えた。
名古屋高裁は「違憲状態」 衆院選一票の格差訴訟
【久保田一道】「一票の格差」が最大で2・43倍となった昨年12月の衆院選について、名古屋高裁(加藤幸雄裁判長)は14日、「違憲状態」と指摘したうえで、原告の弁護士グループが求めた選挙無効(やり直し)を棄却する判決を言い渡した。先行した東京、札幌、仙台の各高裁は無効請求は退けたものの、「違憲」とする判決を言い渡しており、今回の判断は後退した形になった。
最高裁は11年3月、最大格差が2・30倍だった前回2009年衆院選について「違憲状態」と判断。地方に議席を手厚く配分する「1人別枠方式」の速やかな廃止を求めた。昨年11月、衆院解散と引き換えに「0増5減」を自公民3党が合意したが、区割りの見直しは間に合わず、衆院選は「違憲状態」とされた元の区割りのまま実施された。
今回の判決はまず、昨年12月の衆院選では前回衆院選より格差が拡大していることから、「投票価値の平等」に反しており「違憲状態」と指摘した。
ただ、区割りの見直し作業の事務量が多いうえ、国会では比例区の定数削減など、より大きな選挙制度の改正が話し合われていたことを考慮。11年の最高裁判決から衆院選まで約1年9カ月があったとしても、是正のための合理的な期間を過ぎたとは言えないと結論づけた。
19歳長男を死体損壊・死体遺棄容疑で逮捕 神奈川県警
川崎市宮前区のアパートの一室で、この部屋に住むパート従業員塚原利枝さん(当時43)の遺体の一部が入った複数のポリ袋が見つかった事件で、神奈川県警宮前署などは14日、同居していたパート従業員の長男(19)を死体損壊・死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。同署によると、川崎市川崎区のビル内で同日午後、身柄を確保したという。長男は事件が発覚した5日以降、行方が分からなくなっていた。
全柔連幹部、助成金の一部を不正徴収か 指導者から
全日本柔道連盟の強化委員会幹部が日本スポーツ振興センターから指導者に支給される助成金の一部を徴収していたことが14日、明らかになった。個人を支援するという制度の趣旨から外れる恐れがあり、同センターは全柔連に報告を求めている。新幹線200系、お疲れさま 15日で定期運行から引退
【中田絢子】東北新幹線と上越新幹線を30年以上走ってきた200系車両が、15日で定期運行から引退する。日本経済に勢いがあった時代から首都圏と雪国を結んできた。これで国鉄が開発・製造した新幹線車両が全て姿を消す。4日、新潟市のJR東日本新潟新幹線車両センターでは最後の定期検査が行われていた。車輪やモーター、パンタグラフといった設備すべてを点検する。主任の笠井英生さん(36)は「コンピューター制御が進んだ新型車両と違い、200系はアナログな機械仕掛けで、故障が分かりやすい。手間はかかるけど、いいやつでした」と話す。
仙台市の日立製作所東北支店(現東北支社)に勤務していた武田正夫さん(63)は1982年6月、福島県会津若松市での長期出張から帰任する日が東北新幹線の開業日だった。当時32歳。入社14年目で、企業からコンピューターシステムの相談を受けるエンジニアだった。
福島県の郡山で新幹線に乗り換えた。普通席だった。前の座席の背もたれについたテーブルを引き、たばこを1本立ててみた。「新幹線は揺れない」といううわさがあったからだ。
それまで出張では在来線特急「ひばり」を利用。帰路は食堂車での酒盛りがお決まりだったが、揺れがひどく、カーブにさしかかるとテーブルの上をコップが行ったり来たりした。新幹線のテーブルの上で立ったたばこを見て「すごい時代が来た」と思った。







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