Pages

Saturday, 18 May 2013


拉致問題解決目指す 安倍首相、訪朝を主導

 突然の飯島勲内閣官房参与の北朝鮮訪問は、首相官邸が主導した。対北強硬派で知られる安倍晋三首相が、持論の「圧力」重視から「対話」路線を模索。自らの思い入れが強い日本人拉致問題の解決に向け、日朝交渉の糸口をつかむ狙いがある。その一手は功を奏するのか――。
■対話を模索
 【小野甲太郎、望月洋嗣】「飯島参与からは菅義偉官房長官が話を聞く。必要があれば、直接話を聞く」
 安倍首相は18日午後、訪問先の大分市内で記者団の取材にこう答えた。それまで繰り返してきた「ノーコメント」から一転、飯島氏の訪朝を初めて認めた。同じころ、東京都内のホテルでは菅氏が帰国直後の飯島氏から「本音の話をした」と報告を受けていた。
 飯島氏の訪問を主導したのは首相と菅氏だった。訪朝直前、首相は飯島氏に「随行員と重要なやりとりをするときは必ず筆談で行うように」と指示。北朝鮮側に盗聴されないよう注意を促すなど心を配った。そして首相と菅氏はこう言って送り出した。
 「今回は相手が何を望んでいるのか、まずはそれを聞き出してきてくれ」
 もともと首相は対北朝鮮強硬派で、「普通の国ではない。普通に話し合っても問題は乗り越えられない」という北朝鮮観を持つ。これまで一貫して「圧力」に軸足を置いてきた。

カンヌ映画祭、日本映画「そして父になる」公式上映

【石飛徳樹】フランスで開催中の第66回カンヌ国際映画祭で18日夜(日本時間19日未明)、長編コンペティション部門に参加している是枝裕和監督の日本映画「そして父になる」が公式上映された。
 新生児の時に病院で入れ替わり、そのまま小学生に成長した2人の男の子とその家族たちの困惑と選択を描いた人間ドラマ。是枝監督のオリジナル脚本だ。
 午後10時からの上映には是枝監督のほか、主演の福山雅治さん、尾野真千子さん、真木よう子さん、リリー・フランキーさんらが出席した。

雲海の名所に「非公認看板ネコ」 土産物店の人気者


【大畠正吾】ぼくは「しろ」。宮崎県高千穂町にある雲海の名所「国見ケ丘」のお土産物店で招きネコをしている。僕を見ると、お客さんが「かわいい」と寄ってくる。運営する町観光協会の係長さんが動画をアップしてくれて、非公認だけど「看板ネコ」の役職ももらってるんだ。
どうぶつ新聞
     ◇
 「しろ」は推定年齢1歳。真っ白な柔らかい毛に、金色の目とピンクの鼻がチャームポイントだ。しいたけ茶のもてなしが評判の土産物店「雲海茶屋」で、店員の興梠(こおろぎ)岸子さん(58)と野尻かず代さん(62)に世話をしてもらっている。
 ここに来たのは4月中旬。秋にはきれいな雲海が見える場所を、お客さんと一緒にうろうろしていた。「ネコちゃん、ガイドしてくれてるの?」。ネコ好きの2人が気づき、段ボールの家を作り、キャットフードをあげた。
 「とても人が好きで、子どもにも近寄って甘える。きっと、子どもがいる家で飼われていたんでしょうね」と野尻さん。

警察改革まずメタボ警官配転 ベトナム、事故・汚職深刻

【ハノイ=佐々木学】1日に28人が交通事故で亡くなるベトナム。死亡事故の発生率は日本の3倍以上ある。飲酒運転や信号無視など、運転者のモラルの低さが深刻だが、賄賂で違反を許してきた警察にも批判が集まっている。警察は汚職撲滅を誓う一方、メタボ警官を配転させるなどイメージアップに乗り出した。
 ハノイ中心部の大衆酒場「ビアホイ」。夜になるとバイクで次々と客が訪れ、道路脇の簡易テーブルで酒盛りを始める。持ち込んだ焼酎のビンを取り出して盛り上がるグループもある。そのうち何人かは、飲み終わるとバイクを運転して去った。中年の男性は「これくらいなら運転に影響はない」と赤い顔で言った。
 当然、ベトナムでも飲酒・酒気帯び運転は禁止だ。だが同国で飲酒問題に取り組む市民団体「ICAP」によると、最近の調査で男性の78%、女性の80%が飲酒運転の経験があると答えた。世界保健機関(WHO)の2010年の調査では、事故で病院に運ばれたバイク運転者の約28%から基準を超える血中アルコール濃度が検出された。
 モラルの低さの背後には汚職問題がある。ビアホイの男性に「警察が来たら」と尋ねると、「これで」と言って右手の指をこすりあわせた。賄賂を払えば大丈夫という意味らしい。

ラサの町並み、様変わり 中国政府、世界遺産でも再開発

【北京=林望】中国チベット自治区のラサ旧市街で、昨年末から大規模な再開発が進み、伝統の町並みが様変わりしようとしている。見かねたチベット出身の作家の訴えに各国のチベット研究者が応え、ユネスコに調査を求めている。
 ラサ市は昨年12月、15億元(約250億円)を投じて旧市街保護プロジェクトを始めた。「文化財の保護、住民生活の向上、都市イメージの向上」(市住宅建設局幹部)を掲げる。世界遺産の歴史地区に含まれるチベット仏教の聖地ジョカン寺の周辺で、古い商店や住宅の移転改築、道路の舗装や下水工事、寺院の修復などを進めている。
 これに異議を唱えたのは北京を拠点に活動し、3月に米国務省の「国際勇気ある女性賞」を受賞したチベット出身の作家オーセルさん(46)。住民からの情報や写真を公表し、再開発で伝統的な町並みが失われて、周辺の鉱山開発による河川の汚染など環境が損なわれていると自身のブログで訴えた。

No comments:

Post a Comment