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Saturday, 13 July 2013

The Asahi Shinbun 14-July-2013


被災者に見えぬ復興の将来 薄らぐ政治への期待 参院選

写真:仮設住宅を訪れた候補者の話に聴き入る人たち=10日午後、宮城県石巻市、川村直子撮影拡大仮設住宅を訪れた候補者の話に聴き入る人たち=10日午後、宮城県石巻市、川村直子撮影
図:参院選で重視する政策の割合拡大参院選で重視する政策の割合
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 【荒ちひろ、伊藤喜之】東日本大震災の被災地で、参院選の候補者が復興を訴えている。被災者は耳を傾けるが、具体策は示されず、人口が減る地方の将来像も見いだせない。震災から2年4カ月余りたっても進まぬ復興に、政治への期待は薄らいでいる。
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■仮設解消 具体策は
 宮城県石巻市の「仮設にっこりサンパーク団地」。市中心部から車で約30分と離れた仮設住宅団地に、候補者が初めて来たのは10日。公示6日後だ。「しばらく仮設での生活が続くが、社会保障にも力を入れていく。応援してほしい」
 訴えを聞いた仮設団地の自治会長、佐藤富士夫さん(64)は「何のために来たんだか」。妻を津波で失い、三男と仮設に暮らして2年。子育て中の家族もいる団地住民の最大の関心は住まいの確保だが、候補者は「段取りに時間がかかる」としか語らなかった。
 震災まで集落に暮らしていたのは38世帯。当初は30世帯ほどが高台への集団移転を望んでいたが、残土の行き場などが課題で進まない。希望世帯は20世帯を切り、集落が縮んでいく。
 震災前までコメをつくっていたが、津波に農機具が流され、農地も沈んだ。日本がTPP(環太平洋経済連携協定)に参加すればコメの価格が下がる可能性があり、「復旧させた田んぼを守っていけるのか」と不安はつきない。
 同じ仮設団地の主婦、佐々木美香さん(37)は夫、子ども3人と暮らす。音が周辺に響くので、子どもたちに我慢を強いている。「昨年の衆院選は復興策に 期待して投票したが、何も変わらなかった」。今回、候補者を新聞でチェックしたが、違いは感じられない。「誰に入れても一緒かな」
■建設業界 将来に不安も
 仙台市のホテルでは13日、全国の建設業者が推す比例区の候補者が「公共事業を継続的にやっていく」と訴えた。宮城県建設業協会の佐藤博俊会長は「復旧復興の仕事に傾注できたのは候補の力」と呼び掛け、集まった業者ら約1300人が拍手した。
 だが、会場にいた県北部の50代の建設会社社長は、浮かない表情だ。「復興工事は10年もすれば終わる。大半の業者は小銭を稼いだ後、自主廃業だろう」
 自身は、被災した沿岸部に暮らす。家族と社員は無事だったが、沿岸にあった事務所と資材倉庫5棟を津波に流された。市街地のかさ上げは始まらず、バイパスは寸断されたまま。人口が減るまちで目にとまるのは、工事の関係者ばかりだ。
 阪神大震災から数年後、関西では建設業者がばたばた倒産したと聞く。震災後の新規採用は15人に抑え、首都圏で働く20代の長男を呼び戻すつもりもな い。業界の将来に希望を持てないからだ。「公共事業を一時的に増やしてもカンフル剤に過ぎない。現状を取り繕うだけの政治に、興味はない」
     ◇
 朝日新聞仙台・盛岡総局と東北大学が宮城、岩手両県の仮設住宅の住民に行ったアンケートで、参院選で重視する政策に「震災復興」を挙げた人が83%にの ぼった。調査方法が違い単純に比べられないが、朝日新聞の全国郵送世論調査で復興をあげたのは38%で、意識の差が浮き彫りになった。
 アンケートは6月、両県の11市町の仮設住宅で計2千人に配り、558人(28%)の回答を得た。参院選で重視する政策について、5月から6月の全国郵送調査と同じ質問をし、10の選択肢から複数回答で選んでもらった。
 ほかに差が大きかったのは「景気・雇用」で仮設52%、全国76%だった。「外交・安全保障」は仮設21%、全国33%、「財政再建」は仮設23%、全国34%だった。
 調査にあたった東北大の河村和徳准教授(政治意識論)は「時間がたち、復興政策は防潮堤の高さや高台移転、復興住宅といった課題が技術的で、地元以外の人には分かりにくくなった。被災地以外の有権者が具体的にイメージしにくくなっている」とみる。(蔵前勝久)






「下呂温泉行き」バス、ミャンマー快走 引退車両大人気

写真:ヤンゴン市内を走る「下呂温泉直行バス」拡大ヤンゴン市内を走る「下呂温泉直行バス」
写真:ヤンゴン市内のヤンゴン中央駅に置かれている名鉄のレールバス拡大ヤンゴン市内のヤンゴン中央駅に置かれている名鉄のレールバス
写真:ヤンゴン市内を走る名古屋市バス。塗装はそのままだ拡大ヤンゴン市内を走る名古屋市バス。塗装はそのままだ
写真:ヤンゴン市のヤンゴン中央駅に置かれていた名鉄のレールバス。今後修理して使う予定という。拡大ヤンゴン市のヤンゴン中央駅に置かれていた名鉄のレールバス。今後修理して使う予定という。
写真:レールバスの車内には、日本の車内広告がそのまま残る=ヤンゴン市内拡大レールバスの車内には、日本の車内広告がそのまま残る=ヤンゴン市内
写真:「車内禁煙」などの日本語表示がそのまま残る、レールバスの車内=ヤンゴン市内拡大「車内禁煙」などの日本語表示がそのまま残る、レールバスの車内=ヤンゴン市内
写真:ヤンゴン市内の環状線を走る松浦鉄道(長崎県)のレールバス=ヤンゴン中央駅拡大ヤンゴン市内の環状線を走る松浦鉄道(長崎県)のレールバス=ヤンゴン中央駅
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 【河原田慎一】日本で引退した中古のバスや鉄道車両が、ミャンマーで地域の足として活躍している。日本語の表示がそのまま使われているものも多い。
 ヤンゴン市北部。ミンガラドン工業団地の近くに止まっていたのは「下呂温泉直行バス」だ。
 下呂温泉旅館協同組合(岐阜県下呂市)が、宿泊客向けに名古屋駅前から毎日1往復させているバスだ。2年前の更新時に、このバスを売却した南飛騨観光バス(同市)の日下部忠社長は「日本語表記のままの方が価値が高いと輸出業者に言われた。ミャンマーでも喜んでもらえてうれしいし、下呂温泉の宣伝になるかも。いずれはミャンマーからも観光に来てほしい」と、ちょっぴり期待ものぞかせた。





虐待疑い3件見送り 子供の臓器移植提供 朝日新聞調査


図:臓器提供について検討したが提供に至らなかった理由拡大臓器提供について検討したが提供に至らなかった理由
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 【川原千夏子】改正臓器移植法が 7月で施行3年になるのを機に、朝日新聞が調べたところ、臓器提供が検討されたが、虐待の疑いを理由に見送ったケースが少なくとも3件あることがわかっ た。改正法で15歳未満からの脳死臓器提供が認められた一方、虐待を受けた子は除外される。3件はいずれも明らかに虐待が疑われたわけではなく「完全に否 定することは難しい」という慎重な判断だった。
 朝日新聞が小児臓器提供を行う214施設にアンケートした。159施設が回答。脳死状態になった子どもの臓器提供について検討したのは30施設48件で、うち1件が提供に至った。検討のきっかけは「主治医からの提示」30件、「家族からの申し出」15件など。
 日本臓器移植ネットワークによると、国内で移植を待つ15歳未満は少なくとも延べ80人以上いる。実際の提供は2011年4月と12年6月に計2件あった。






門司港「旧大連航路上屋」19日から公開 新観光拠点に

 

写真:改修を終えた旧大連航路上屋=13日、北九州市門司区、溝脇正撮影拡大改修を終えた旧大連航路上屋=13日、北九州市門司区、溝脇正撮影
写真:1932年当時の出航風景。右が大連航路上屋=北九州市提供拡大1932年当時の出航風景。右が大連航路上屋=北九州市提供
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 【原口晋也】戦前の北九州・門司港の国際航路ターミナルだった「旧大連航路上屋(うわや)」(北九州市門司区)が、改修を終えて13日、報道陣に公開された。旅客でごった返した往時の雰囲気を伝える建物が、観光拠点として生まれ変わる。
 上屋は1929(昭和4)年完成。国会議事堂などを手がけた官庁建築家の大熊喜邦がかかわったとされるアールデコ様式の建物で、鉄筋コンクリート2階建て、延べ4766平方メートル。1階に旅具の検査場や倉庫、2階に待合室や長さ約120メートルの見送りデッキがあった。
 当時は中国・大連のほかイギリスオーストラリア、米西海岸、ハワイなど約50都市と定期航路で結んでいたという。





富士山頂でもLTE 携帯3社、山開き期間に臨時基地局


NTTドコモKDDI(au)、ソフトバンクの携帯3社は、富士山の山頂付近などで次世代高速データ通信サービス「LTE」を提供する。山頂での感動を画像で伝えたいといった要望にこたえ、対応したスマートフォンタブレット情報端末を快適に楽しめるようにする。
 3社は毎年、山開きの期間中に臨時の基地局を設置し、現在主流の第3世代通信規格(3G)のサービスを提供しているが、LTEサービスは初めて。8月下旬まで利用できる。
 提供エリアは3社で微妙に異なる。NTTドコモは11日からLTE「Xi(クロッシィ)」の提供をスタート。エリアは山頂のほか、富士吉田口・須走口・御殿場口・富士宮口の4登山道。auはすでに8合目付近でLTEサービスを始めており、山頂付近でも16日から始める。
 ソフトバンクの「4G LTE」も11日から、山頂の富士山本宮浅間大社奥宮付近や久須志神社付近などで利用できる。 




桐光学園初戦 松井投手が初登板 辛くも勝利3回戦へ

 写真:神奈川大会2回戦の相洋戦に先発した桐光学園の松井裕樹投手=保土ケ谷拡大神奈川大会2回戦の相洋戦に先発した桐光学園の松井裕樹投手=保土ケ谷

写真:満員の保土ケ谷球場=14日午前10時30分、横浜市保土ケ谷区拡大満員の保土ケ谷球場=14日午前10時30分、横浜市保土ケ谷区
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 第95回全国高校野球選手権記念神奈川大会は14日、2回戦が行われ、昨夏の第94回全国選手権で1試合22奪三振の大会新記録をつくった松井裕樹投手(3年)を擁する桐光学園が初戦に臨んだ。先発した松井投手は相洋を相手に9回を完投し、被安打7、9奪三振、4四死球で失点2。4―2で辛くも勝利し、3回戦に進んだ。
高校野球特集ページ
 桐光学園は1、3回に1点ずつを挙げ、序盤は試合を優位に進めた。しかし、5回に相洋が栗田亨祐選手(3年)の左翼線への2点適時打で同点に追いついた。
 桐光学園は7回、満塁から連続押し出し死球で2点を勝ち越した。





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