大阪府警が誤認逮捕 証拠の映像、設定時刻にずれ
堺市内で1月に起きた窃盗事件で、大阪府警北堺署に逮捕された男性会社員について、大阪地検堺支部が事件とは無関係だったとして男性を釈放していたことがわかった。犯行を裏付ける有力な物証とした防犯カメラの設定時刻がずれており、本来の犯行時間帯のアリバイが確認されたという。
男性は85日間、勾留された。検察側は今後、起訴を取り消すか、公判で無罪判決を求めるか検討する。府警は誤認逮捕だったとみて、調査を始めた。
捜査関係者によると、事件は1月12~13日に発生。堺市北区のコインパーキングの乗用車から給油用のカードが盗まれ、13日朝、堺市西区のガソリンスタンドでの給油(25リットル、約3500円分)で使われた。
男性は85日間、勾留された。検察側は今後、起訴を取り消すか、公判で無罪判決を求めるか検討する。府警は誤認逮捕だったとみて、調査を始めた。
捜査関係者によると、事件は1月12~13日に発生。堺市北区のコインパーキングの乗用車から給油用のカードが盗まれ、13日朝、堺市西区のガソリンスタンドでの給油(25リットル、約3500円分)で使われた。
デトロイト市破産、労組が批判 「退職後の安定奪う」
【ニューヨーク=中井大助】財政が破綻(はたん)した米ミシガン州デトロイト市は19日、破産を申し立てた連邦裁判所に関連の書類を次々と提出し、手続きを早急に進める意向を示した。だが、市が破産の手続きに入ることについては関係者に不満がくすぶり、今後も順調に進むとは限らない。
裁判所は19日、担当裁判官を選任。前代未聞の規模になることが確実なため、専用のホームページを近日中に公開すると発表した。
ただ、破産手続きが進むと損をする債権者も多いうえ、市職員は年金削減などの不利益を被るとみられる。自治体職員の労働組合の幹部は破産の申請について、「労働者の退職後の安定を奪う計画が実現に向かって進んだ」と批判する。
長崎の高1男子、昨年7月に自殺 顧問の指導が要因か
長崎県佐世保市の県立高校1年の男子生徒(当時16)が、昨年7月に自殺していたことがわかった。所属する運動部をやめたいと顧問の男性教諭に相談したが、「やめずに頑張れ」と指導され、悩んでいたという。県教育委員会は、指導が自殺の要因の一つになった可能性があるとみている。
県教委などによると、昨年7月30日朝、生徒が自宅で自殺しているのを家族が見つけた。遺書はなかった。
学校が生徒や顧問らに聞き取り調査をしたところ、昨年6~7月ごろ、生徒は親や複数の友人に「部活がきつい。やめたい」と話していた。顧問に6月と7月
に計2回、退部の意向を伝えたが、「本格的な練習が始まって日がたたないじゃないか。最後まで頑張れ」などと厳しく指導され、部活を続けていたという。練
習中、きちんと声も出していたため、顧問は「吹っ切れたのだろう」と考えていたという。
麻生財務相「消費増税、予定通り」 G20会議後に強調
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【モスクワ=渡辺淳基】モスクワで開かれている主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席している麻生太郎財務相は初日の19日(日本時間20日未明)の会議終了後、記者団に対し、来年4月からの消費税増税を予定通りに進める方針を強調した。
「(消費増税は)与野党で合意しており、この方向で話を進めようと思っている。経済情勢は(自公民3党が増税に合意した)あのころより間違っても悪くなっていない」と述べた。
G20会議の初日は世界経済の現状について議論し、麻生氏は安倍政権の経済政策「アベノミクス」によって日本の成長率が高まっていると説明。今後は「成長戦略の実施と財政健全化に着実に取り組んでいく」として、9月のG20首脳会議では財政健全化の具体策を示すことを伝えた。
「(消費増税は)与野党で合意しており、この方向で話を進めようと思っている。経済情勢は(自公民3党が増税に合意した)あのころより間違っても悪くなっていない」と述べた。
G20会議の初日は世界経済の現状について議論し、麻生氏は安倍政権の経済政策「アベノミクス」によって日本の成長率が高まっていると説明。今後は「成長戦略の実施と財政健全化に着実に取り組んでいく」として、9月のG20首脳会議では財政健全化の具体策を示すことを伝えた。
若者の1%投票棄権→13万5千円損 東北大院教授試算
【田中美保】国政選挙で若年層の投票率が1%下がると、負担を将来につけ回す国債の発行が増えたり、社
会保障の給付がお年寄りに偏ったりして、若年層が年13万5千円の損をする。そんな試算を東北大大学院の吉田浩教授(公共経済学)らがまとめた。吉田教授
は「棄権のペナルティーのようなもの。若者は、ぜひ投票所に足を運んでほしい」と呼びかけている。
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吉田教授らは、1967年から昨年までの国政選挙の投票率を分析。50歳以上が7割程度を保っているのに対し、50歳未満は5割を切るまでに下がったこ
とに着目。この間に(1)国債の発行額がどれだけ増えているか(2)社会保障給付の配分の差が世代間でどれだけ生じているか――を年平均でならして計算
し、これと投票率の推移を照らし合わせた。50歳未満の投票率が仮に1%下がった場合、その後への影響を試算した。
その結果、国債の発行額が年間で若者1人あたり約7万5300円増える、とした。また、年金など高齢者向けの給付と、児童手当など若い世代が受け取る家族給付の差が約5万9800円開く、とはじいた。合計すれば年間で約13万5千円になるという。
除染、働けず自腹待機 民家に20人、現場は人手不足
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【藤原慎一、高橋尚之】東京電力福島第一原発事故からの復興に向け、福島県で進む除染。九州や中部から集められた男性20人が仕事を与えられないまま1カ月以上、空き家に留め置かれ、失意のうちに去った。除染事業の現場では求人難にもかかわらず、雇用のミスマッチが起きている。
福島県二本松市。線路沿いに、築50年近い木造2階建ての民家がある。4月下旬以降、六つの6畳間に、21~65歳の男性が多いときで20人暮らしていた。
男性たちは、除染作業員として働くために九州や中部から集まった。「日当1万7千~2万5千円に、寮と3食がつく」と言われ、仕事をやめてきた人も、兄弟や後輩を誘ってきた人もいる。
福島県二本松市。線路沿いに、築50年近い木造2階建ての民家がある。4月下旬以降、六つの6畳間に、21~65歳の男性が多いときで20人暮らしていた。
男性たちは、除染作業員として働くために九州や中部から集まった。「日当1万7千~2万5千円に、寮と3食がつく」と言われ、仕事をやめてきた人も、兄弟や後輩を誘ってきた人もいる。
(インタビュー)零戦設計者の夢 映画監督・宮崎駿さん
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映画監督・宮崎駿さんの新作「風立ちぬ」の劇場公開が、20日から始まる。太平洋戦争を戦った日本の戦闘機・零戦の設計者として知られる堀越二郎を主人
公とする作品だ。宮崎さんは映画づくりの傍ら、戦争や兵器のリアルな漫画を数多く描き続けてきた。なぜ、兵器に魅了され、その設計者を描こうとしたのか。
複雑な胸中を聞いた。
――かつて、米国にある本物の零戦を買おうとしたそうですね。
「飛行機は空中にある時が一番美しい。飛んでいるのを見たい、と思ったんです。それもアメリカ人ではなく、日本人が操縦しているのを。スタジオジブリの横の高圧線の下を飛んで欲しいとか夢見ていたんですが、女房に『バカもいい加減にしなさい』と一喝されて終わりました」
――そこまで思い入れる零戦の魅力とは何でしょうか。
「僕自身を含め、日本のある時期に育った少年たちが、先の戦争に対して持つ複雑なコンプレックスの集合体。そのシンボルが零戦です。日本は愚かな思い上 がりで戦争を起こし、東アジア全域に迷惑をかけ、焦土となった。実際の戦いでも、ミッドウェー海戦など作戦能力が低かったとしか思えないような歴史しか 持っていない。そんな中で『負けただけじゃなかった』と言える数少ない存在が零戦です。開戦時に322機あった零戦と、歴戦のパイロットたちは、すさまじ い力を持っていた」
「零戦を一流機にしたのは、設計した堀越二郎のただならぬセンスです。零戦と同時期、別の設計者が手がけた『隼(はやぶさ)』という戦闘機があった。ほ ぼ同じ大きさで同じエンジンを積み、徹底的に軽量化した点も同じ。ただし武装は零戦の方が重い。なのに、並んで飛ぶと零戦の方が速く、はるかに遠くまで飛 べた。不思議です。言葉では説明できない空気力学の謎を彼はつかんだんです」
「零戦、零戦と騒ぐマニアの大半は、コンプレックスで凝り固まり、何かに誇りを持たないとやっていけない人間です。思考力や技術力を超えた堀越二郎の天 才的なひらめきの成果を、愛国心やコンプレックスのはけ口にして欲しくはない。僕は今度の映画で、そういう人々から堀越二郎を取り戻したつもりです」
――戦争を批判する一方で、零戦という兵器に愛着を持つ。矛盾していませんか?
「矛盾の塊です。兵器が好きというのは、幼児性の発露であることが多い。だが、大学の財…
――かつて、米国にある本物の零戦を買おうとしたそうですね。
「飛行機は空中にある時が一番美しい。飛んでいるのを見たい、と思ったんです。それもアメリカ人ではなく、日本人が操縦しているのを。スタジオジブリの横の高圧線の下を飛んで欲しいとか夢見ていたんですが、女房に『バカもいい加減にしなさい』と一喝されて終わりました」
――そこまで思い入れる零戦の魅力とは何でしょうか。
「僕自身を含め、日本のある時期に育った少年たちが、先の戦争に対して持つ複雑なコンプレックスの集合体。そのシンボルが零戦です。日本は愚かな思い上 がりで戦争を起こし、東アジア全域に迷惑をかけ、焦土となった。実際の戦いでも、ミッドウェー海戦など作戦能力が低かったとしか思えないような歴史しか 持っていない。そんな中で『負けただけじゃなかった』と言える数少ない存在が零戦です。開戦時に322機あった零戦と、歴戦のパイロットたちは、すさまじ い力を持っていた」
「零戦を一流機にしたのは、設計した堀越二郎のただならぬセンスです。零戦と同時期、別の設計者が手がけた『隼(はやぶさ)』という戦闘機があった。ほ ぼ同じ大きさで同じエンジンを積み、徹底的に軽量化した点も同じ。ただし武装は零戦の方が重い。なのに、並んで飛ぶと零戦の方が速く、はるかに遠くまで飛 べた。不思議です。言葉では説明できない空気力学の謎を彼はつかんだんです」
「零戦、零戦と騒ぐマニアの大半は、コンプレックスで凝り固まり、何かに誇りを持たないとやっていけない人間です。思考力や技術力を超えた堀越二郎の天 才的なひらめきの成果を、愛国心やコンプレックスのはけ口にして欲しくはない。僕は今度の映画で、そういう人々から堀越二郎を取り戻したつもりです」
――戦争を批判する一方で、零戦という兵器に愛着を持つ。矛盾していませんか?
「矛盾の塊です。兵器が好きというのは、幼児性の発露であることが多い。だが、大学の財…
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