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Monday, 7 July 2014

The Asahi Shinbun 8-July-2014


無戸籍17年、誰も知らない 親に隠された子どもたち

 

 生後、親に隠され戸籍がなく、学校に通えず、社会から存在を認知されないまま育った子どもたちが日本にいる。どこに、どれほどいるのか、誰も知らない。
 あ い う え お
 鉛筆を握りしめ、小学生の国語ノートのマス目をうめていく。兵庫県伊丹市の康子さん(22)は、ほとんど字が書けない。住所と名前をひらがなで書くのが精いっぱいだ。

17歳まで戸籍がなく、父(75)のもとで社会から隔離されてきた。ぬいぐるみや洋服めあてのリサイクルショップの買い物、氷川きよし出演の歌番組と散歩を楽しみに一日を過ごす。
 取材で込み入った話になると「わからない」を繰り返した。「将来、やりたいことはある?」の問いには「ない」。同席する父が口をはさんだ。「全て私の責任です。こんなに罪深いことはない」
 康子さんは大阪・釜ケ崎で日雇い暮らしの父と、婚姻関係を持たない母(60)との間に生まれた。母は既婚者で、夫の暴力から逃げていたときに父と出会い康子さんを産んだが、出生届を出さなかった。出産後は父と同居したが子育てはせず、5年後に家を出た。
 父は娘の存在を隠した。過去に窃盗や傷害の罪で5回服役していた。「前科者の娘とばれれば、学校に行ってもいじめられ、大人になっても結婚できないと思った」
 学校に通っていれば小学生の年のころ、父は年金暮らしの異母兄を頼り、大阪市住吉区の古アパートに3人で暮らした。近所の人たちは康子さんの姿を認めていたが、気にとめなかった。
 向かいのアパートの男性は「女の子は平日も通学かばんを持っていなかった。へんだと思った。でもあいさつしないし、遊びに来ている子だと思った」と言う。
 日中は父子ふたり公園で過ごした。毎日同じ公園だと不審に思われると、各所を転々とした。自宅近くで同年代の女児の母親に「何組ですか?」と話しかけられたときは「もう転校するから学校に行ってません」とごまかした。







台風8号、沖縄に接近 暴風・波浪・高潮の特別警報

 

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 大型で非常に強い台風8号の接近に伴い、沖縄本島地方と宮古島地方に暴風と波浪などの特別警報が出ている沖縄県では8日午後0時半現在、県民の4割近い約54万人に避難勧告が出ている。台風8号は沖縄本島に8日夕に最接近する見込みで、沖縄気象台は厳重な警戒を呼びかけている。
 沖縄県災害対策本部や各市町村によると、避難勧告が出ているのは午後0時半現在、沖縄市(13万8669人)、浦添市(11万3760人)、宜野湾市(9万5309人)、宮古島市(5万4701人)、南城市(4万2005人)、西原町(3万5162人)、北谷町(2万8673人)、久米島町(8331人)、北中城村(1万6749人)、座間味村(932人)、粟国村(761人)の全世帯と、那覇市の海岸沿いの一部(2843人)。
 また、午前9時現在、31市町村で442人が公民館などに自主避難している。
 那覇市消防本部によると、那覇市泉崎の女性(83)が風にあおられて脚立から転落、頭にけがを負った。意識はあるという。県警によると、同市松川で飲食店店舗とみられる建物が倒壊。けが人はなかった。
 宜野湾市那覇市で店舗のシャッターが壊れたり立ち木が倒れたりするなどの被害が出ているという。
 沖縄電力によると、午前11時現在、南城市(5800戸)、那覇市(4700戸)、うるま市(4500戸)、沖縄市(3900戸)、宜野湾市(3600戸)など計4万6600戸で停電している。
 那覇市内を走るゆいレール(沖縄都市モノレール)や本島の路線バスは終日、運転を取りやめた。沖縄本島と宮古島地方、石垣島地方のすべての公立幼稚園、小中学校、県立高校は休校した。那覇市内は歩く人の姿はほとんどなく、路上には木の枝が散らばり、通行する車はまばらだ。
 鹿児島県奄美地方も8日午前、大部分が強風域に入った。与論島の与論町役場によると、4カ所の避難所に39世帯91人が自主避難。九州電力によると午前10時現在、奄美地方では徳之島・天城町を中心に約300戸が停電している。
 沖縄県内発着の飛行機は8日、すべて欠航し、鹿児島県の離島を結ぶ便も欠航が相次いだ。主な欠航は、全日空が沖縄(那覇)、石垣、宮古の各空港を発着する全110便。バニラエアは沖縄発着6便と鹿児島・奄美発着2便。日本航空も日本トランスオーシャンなどを含めた沖縄県内発着の全145便と、鹿児島―奄美など鹿児島県内の離島を発着する23便。スカイマークも福岡―沖縄便など54便、となっている。







日産1割・イオン5割…管理職に女性、数値目標化広がる

 

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 女性の管理職を増やすため、数値目標を導入する企業が増えている。国際化に向けて多様な人材は不可欠で、安倍政権成長戦略に女性の活躍を掲げて後押しする。ただ、日本の取り組みは緒に就いたばかりで、先行する欧米諸国の背中はまだまだ遠い。
■「定時でもしっかり成果」
 日立製作所の桑原しん子さん(44)は昨春、課長級にあたる部長代理になった。仕事は、大学や省庁向けシステムの企画提案だ。






野々村・兵庫県議、議会事務局の指摘を4度無視

 野々村竜太郎・兵庫県議(47)=西宮市選出、無所属=の政務活動費をめぐる問題で、県議会事務局が2011年度からの3年間で少なくとも4回、多数の日帰り出張など支出報告書の不自然な点を野々村氏に指摘し、修正を求めていたことがわかった。野々村氏は全く応じなかったという。
 野々村氏は3年間で計345回、日帰りで遠距離出張したとして交通費計約800万円を領収証なしに政活費から支出。切手を買ったとする計約250万円は、宛名も内訳もない金券ショップ領収証などが添付されているだけだった。
 議会事務局は野々村氏の11年の初当選以降、年度が終わって支出報告書が提出されると、「具体的な行き先や活動内容を書いて下さい」「(こうした 請求は)普通考えられない」などと文書で修正などを求めてきた。野々村氏からは文書の確認欄にチェックが入って戻ってきたが、修正に応じたことはなかっ た。
 13年度分については2度指摘したが、事務局の担当者は「さらに修正を求めるには、事務局側が誤りを証明しなければならない」と話す。事務局は、職員の指摘を受け付けない場合、議長を通じて議員に対応を求めるルールにするよう議会に提案する方針。
 西宮市の市民団体「市民オンブズ西宮」は野々村氏に支出した政活費の返還を知事に求める住民監査請求をする。詐欺容疑などでの刑事告発も検討する。(赤井陽介、半田尚子)







ヘイトスピーチ「街宣差し止め」一審支持 朝鮮学校妨害

 京都朝鮮第一初級学校(京都市、現・京都朝鮮初級学校)周辺で「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の会員らがヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)をしたことが名誉毀損(きそん)にあたるかが争われた訴訟の判決が8日、大阪高裁であった。森宏司裁判長は在特会側の控訴を棄却。「学校の児童が人種差別という不条理な行為で多大な精神的被害を被った」と述べ、約1226万円の異例の高額賠償と新たな街宣活動の差し止めを命じた一審・京都地裁判決を維持した。
 原告代理人によると、ヘイトスピーチに対する損害賠償が高裁段階で認められたのは初めて。在特会側は上告する方針だ。
 一審判決によると、在特会の会員らは2009年12月~10年3月、当時京都市南区にあった同校周辺で、「キムチ臭いで」「保健所で処分しろ、犬の方が賢い」「朝鮮半島へ帰れ」などと3回にわたり演説した。この演説内容が名誉毀損や業務妨害にあたるとして、同校を運営する学校法人「京都朝鮮学園」が計3千万円の損害賠償や学校周辺での街宣活動の禁止を求めていた。





 

政府、脱法ドラッグ取り締まり強化を確認

 脱法ドラッグの使用者による交通事故が相次いだことを受け、安倍政権は8日、関係閣僚による薬物乱用対策推進会議を開き、販売実態を把握し、取り締まりを強化することを確認した。法規制できる「指定薬物」の指定を進めるとともに、規制のあり方の見直しも検討する。
 菅義偉官房長官は「脱法ドラッグの乱用者が、犯罪や重大な交通事故死を起こす事案が後を絶たず、深刻な事態になっている。こうした事件や事故の撲滅を図るため、政府一丸となってしっかり検討していただきたい」と話した。








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