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Thursday, 2 May 2013

THE ASAHI SHINBUN 3-5-2013


どうしたら乗れるN700A 「考える新幹線」導入5%

【荻原千明】コンピューター制御で遅れを取り戻す「考える新幹線」N700Aがデビューして最初のゴールデンウイーク(GW)。東海道新幹線では、5年半ぶりの新型車両で、乗り心地をよくする工夫もこらされた。とはいえ、導入率はまだ5%程度。どの列車にN700Aが使われるかは直前までわからない。確実に乗るためには――。

 N700Aは、N700系をベースに開発された。「A」は「Advanced」(進んだ)の頭文字だ。2月に営業運転を始め、現在は山陽区間にも乗り入れ、7編成が走る。JR東海は旧型の700系約50編成、主流のN700系約80編成でも運転しており、単純計算すると、「A」に乗れるのは、ほぼ20回に1回にすぎない。

 JR東海によると、「A」で運転する列車はダイヤ上、固定されておらず、車両の運用は前日にならないと確定しない。のぞみに使われることが多いが、こだまやひかりになることも。

(憲法はいま)首相、改憲へ本音封印 96条を突破口に


 【小野甲太郎】「完全武装した自衛隊がおまわりさんを呼んだら、極めて滑稽だね」
トピックス・憲法特集

 4月16日早朝の首相官邸での国会答弁打ち合わせ。安倍晋三首相は、外務、防衛両省幹部の説明に対して皮肉たっぷりにこう言った。幹部が示した答弁案は、海外での邦人保護にあたる自衛隊の活動について「憲法9条の規定に反するので、武器は使用できない」という従来の政府方針。首相は「そういう答弁は、僕にはできない」と切り捨てた。

 その2時間余り後、衆院予算委員会で民主党の長島昭久氏が質問に立った。野田政権の首相補佐官で、党内きっての改憲論者だ。

 「(海外での)自衛隊の武器使用は違憲と合憲とが紙一重だ。これを分かつ法的な根拠は何ですか」。長島氏がこう質問すると、首相は「そこが問題なんだよな」とつぶやきながら閣僚席を立って答えた。「目の前に邦人がいても自衛隊の保護下にないと判断された場合は救出に行けない。自衛隊が能力と装備を持っていながら、最高指揮官として忸怩(じくじ)たるものがある。宿題は確かに残っている」。その言葉からは、自衛隊の行動をしばる憲法9条への違和感がにじみ出ていた。

 だが、首相は9条改正を声高には叫ばない。代わりに、憲法96条の改正を前面に押し出す。改憲案を発議するために必要な衆参両院の3分の2以上の賛成という要件を「過半数」に引き下げようというのだ。

 9条改正という中身ではなく、96条改正という「入り口」から入る――。そんな戦略で首相は参院選を戦う構えだ。1日、訪問先のサウジアラビアで同行記者団を前に、首相はこう力を込めた。「憲法改正は自民党立党以来の課題。昨年の衆院選でも公約としてまずは96条と掲げていた。参院選においても変わりはない」

毎月着替える愛されキャラ 東京・麹町のブロンズ少年

祭りの法被、金太郎の腹掛け、本物そっくりの消防服……。千代田区の大通り沿いに立つブロンズ製の少年像が、四季の変化と共に衣装を着せ替えられている。その愛らしい容姿で、街の象徴として住民から親しまれ、街の活性化にも一役買っている。

 少年像があるのは国道20号の麹(こうじ)町大通りの交差点近く。4月中旬の夕方、水色のシャツに「交通安全」のたすき姿の少年像の前で麹町中3年河野圭佑さん(14)が弟と待ち合わせをしていた。「ここは通学路で小さい頃から見守ってくれている。ちょっとした有名人」と笑う。

 少年像は1991年、美化活動に取り組む地元の住民や商店約140社でつくる「麹町地区環境整備協議会」が大通り1キロほどの拡幅に伴い、6カ所にブロンズ製の像を1体ずつ建てたうちの一つ。オフィス化が進む中で、温かみのある街にという願いを込めた。

吉野山の桜、半数「生育不良」 住民ら保全に乗り出す

【西山良太】世界遺産の吉野山(奈良県吉野町)で立ち枯れの桜が増えている。調査した木々の半数が生育不良との結果もあり、管理不足や老化、花見客の影響などの要因が絡み合う。地元住民らが「吉野山桜の学校」を立ち上げ、保全に乗り出した。

 4月初め。山腹で地元の樹木医らが木を金づちでたたき、音で幹の腐り具合を探った。吉野山桜の学校の人たちだ。衰える桜の現状を憂え、吉野町や住民らで組織する財団法人・吉野山保勝会や金峯山寺(きんぷせんじ)など11組織が昨年2月に設立。保全方法を探るため、今年から実態調査している。

 吉野山では標高200~800メートルの約50ヘクタールにシロヤマザクラやソメイヨシノなどの桜が広がる。山裾の「下千本」から「中千本」「上千本」「奥千本」の順に咲きのぼり、観桜期には毎年40万人近い観光客が訪れるが、過疎に高齢化が重なり、桜を見守る態勢は十分とは言い難かった。

津波被災の退役機「第二の人生」 成田空港近くに展示

【斎藤茂洋】仙台空港を拠点に活躍し、東日本大震災で津波にのまれた実験用航空機「B99」が、成田空港近くの施設で恒久展示されることになった。35年にわたり、空の安全を守る航空管制の技術開発の一翼を担った。3日にお披露目式があり、新たな出発を祝う。

 B99は航空機メーカー・米ビーチクラフト社製のプロペラ双発機。機体は全長14メートル、両翼の長さ13・6メートルで最高時速360キロ。1960年代に開発され、239機が生産された。

 日本で唯一の機体は、航空機の安全な運航方法の開発に取り組む国土交通省所管の独立行政法人「電子航法研究所」(東京)が所有。1976年、技術を検証する実験機として飛び始めた。現役時代のフライト時間は6200時間。成田周辺の上空も飛んだことがあるという。

むだ毛のない肌、欧州男子の常識(「なぜ」を訪ねて

【むだ毛の森に迷い込んだ玉川透(前ウィーン支局長)】メダルラッシュに日本中が沸き立った昨夏のロンドン五輪。当時、ウィーン特派員だった私は、男子体操で火花を散らす日本の内村航平選手(24)と、ドイツのマルセル・グエン選手(25)に目が釘付けになった。正確には、2人のわきの下に。

 個人総合で金メダルを決めた内村選手がガッツポーズした瞬間、あふれるモジャモジャ。かたや、銀メダルのグエン選手は大理石のようにツルツル。

 私は毛深い。胸毛はないけど、わきやすねはかなり濃い。思春期はコンプレックスだったが、今は「男らしさ」と誇りに思う。なのに、あんなツルツルを見せつけられたら、心揺らぐ。なぜ、そんなに毛嫌いするの?

 2人のわきの下の話題は日本のネット上でも盛り上がっていた。「内村選手のわき毛を抜いてお守りにしたい」「小人になって住みたい」――。熱狂的な内村派の書き込みに対し、「あのツルツルを見習って」というグエン派も多かった。

 こんなデータを見つけた。電機大手パナソニックが3月に発表した調査によると、ドイツ人男性の62%がわき毛を、38%が胸毛を処理。日本では、それぞれ10%、15%にとどまった。

 そうだ。ウィーンで通ったトレーニングジムで、ツルツル男子を見たことがある。髪の毛とひげ以外すべて、だ。「特殊な趣味かな」と思っていたが……。

 4月上旬、ベルリン郊外で合宿中のグエン選手を訪ね、単刀直入にわきの下のことを聞いてみた。

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