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Monday, 15 July 2013

The Asahi Shinbun 16-July-2013


東証・大証、統合し初取引 88円高でスタート

 

 東京、大阪両証券取引所は16日午前、現物株の取引を東証に統合して初の売買を開始した。直後の東京株式市場は、日経平均株価が前週末の終値より88円63銭高い1万4594円88銭で取引が始まり、前日の米国株市場が値上がりした流れを受けて、買い注文が先行している。 



 


「風立ちぬ」、アニメの方程式崩す 宮崎駿監督新作

 

写真:宮崎駿監督=郭允撮影拡大宮崎駿監督=郭允撮影
図:「風立ちぬ」の堀越二郎拡大「風立ちぬ」の堀越二郎
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 【石飛徳樹】宮崎駿監督の5年ぶりとなる長編アニメ映画「風立ちぬ」が20日から全国公開される。72歳になった巨匠が主題や技法など、随所で斬新な冒険を試みている。「アニメ作りに一種の方程式が出来てしまっている」との危機感からだ。
 「今までの作品とは全然違うと思う。観客が主人公と一体感を持って見られるタイプじゃないですから」
 堀越二郎は飛行機に憧れる男の子。東京の大学に進み、そこで関東大震災に遭う。卒業して軍需企業の技師となり、試行錯誤の末に「ゼロ戦」の開発に成功する。これを縦糸に、結核と闘う菜穂子との恋愛を横糸に、物語は紡がれる。
 実在の人物を主人公にしたのはスタジオジブリの長編では初めてだ。
 「二郎のことを僕が道楽でマンガにしていて、それをプロデューサーが映画にしないかと言ってきた。悩みましたね。自己主張をしない二郎は何を考えているか分かりにくいから、子供の観客が置いていかれるんじゃないか、と」
 その時に思い浮かんだのが、自身が子供の頃に見た映画だった。「小津とか成瀬とか、生きることのつらさが描かれていて、なぜこんな暗い映画を見なきゃい かんのかと思ってました。でもこうした作品が今も強く自分の中に残っている。子供の時に、分かりにくいものに接する体験には意味があると思い直しました」


 


東電用地買収に裏金疑惑 西松建設、2億円肩代わり

 

【動画】青森県むつ市に建設中の使用済み核燃料中間貯蔵施設
図:使用済み核燃料中間貯蔵施設(建設中)の周辺拡大使用済み核燃料中間貯蔵施設(建設中)の周辺
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 【市田隆、久木良太】東京電力青森県むつ市に建設中の使用済み核燃料中間貯蔵施設をめぐり、2007~08年に西松建設の裏金2億円で用地買収工作を進めていたことが、関係者証言や西松建設の内部資料で分かった。東電の清水正孝元社長と皷(つづみ)紀男元副社長(当時はいずれも副社長)が西松側に資金支出を依頼したという。原発関連施設の立地で東電首脳が関与した裏工作疑惑が表面化した。
「東電の影」、裏交渉役
 問題の買収対象地は、使用済み核燃料が陸揚げされる港と中間貯蔵施設を結ぶ約1・5キロメートルの専用道路に貫かれる形で両側に隣接する二つの土地計約1ヘクタール。地権者からこの土地の買い上げを東電側が求められていた。
 東電幹部らによると、東電側は当初、この土地の買収を避けるため、地下トンネルを掘ることを検討したが、建設費が高額となるため断念。買い上げ交渉を、東電役員と付き合いがあった警備会社「ニューテック」(青森県六ケ所村)の白川司郎会長に依頼した。白川氏の周辺関係者によると、白川氏は買収前、「トンネルを通すと費用がかさむため、自分が東電から相手方との調停役を頼まれた。数億円かかる」と話していたという。
 朝日新聞が入手した西松建設の 内部資料や、同社の石橋直副社長(当時)の証言によると、東電副社長だった清水、皷両氏が07年11月ごろ、西松の国沢幹雄社長(当時)、石橋氏と東京・ 新橋周辺の飲食店で面談。清水氏らは、むつ市の用地買収で「法外な金額を要求されており、2億~3億円かかる」と打ち明けた上で、「白川氏は『西松建設に頼んだらどうか』という。工面してもらいたい」と依頼し、西松側はその場で了承した。東電側は「白川氏と相談してほしい」と西松側に伝えたという。
 朝日新聞が入手した白川氏の顧問弁護士名の文書には、西松が調達した2億円が地権者側に渡り、さらに不足分を白川氏側が立て替えたとの記載があった。西松側の作成資料にも、同じ内容が記されていた。
 内部資料によると、西松側は使途を明らかにしない資金から2億円を支出したとされ、その時期に近い08年6月、東電の関連会社で、中間貯蔵施設を運営する「リサイクル燃料貯蔵」は、この対象地を額面上は約2千万円で買収した。買収工作が完了した後、ニューテックは10年までに、施設の警備業務を数十億円で受注している。
 一方、西松側資料には、石橋氏が用地取得後に東電幹部と会い、「10年間で計500億円の発注を約束するとの発言を得た」との記述もあった。西松は、東電福島第一原発の増設工事などを希望したが、東日本大震災の後、増設計画は白紙撤回された。
 東電や西松関係者によると、東電の発電所などへの設備投資額は年間5千億~7千億円で推移し、ゼネコン各社は東電を重要な取引先と位置づけている。西松建設は、発注額が大きい原発関連事業の受注を狙い営業活動を強めていた。
■東電「承知せず」 西松「資料ない」
 朝日新聞の取材に対し、東京電力広報部は「当時の役員の一つ一つのやり取りについては承知しておりません」と答え、現時点で清水元社長らに事実確認をする意思はないとの見解を示した。西松建設は広報部長名の文書で「内容を確認できる内部資料は、弊社には存在せず、回答はできません」とした。白川司郎氏は文書で「用地買収などに関係したことは一切ございません」などと自身の関与をすべて否定した。「東京電力社員にお会いしたのは、過去から現在までせいぜい5~7人でなかろうかと思います」と述べている。
 「リサイクル燃料貯蔵」は、「私契約に関することであり、回答は控える」とした。
■しわ寄せ、利用者に
 【村山治】電力会社は一般の会計監査に加え、経済産業省の監査もあり、秘密資金を捻出することが難しい。電力会社が前面に出ず、ゼネコンが「前さばき役」として地元対策を代行することがあるとされてきた。
 東京電力西松建設に裏資金を肩代わりさせ、西松側には後から工事発注で穴埋めしようとしたのだとすれば、工作を露見しにくくするためコンプライアンス違反を犯した疑いが濃い。
 東電の経営は、ほぼ電気料金収入で成り立っている。原発関連施設の立地に伴うこうした裏のコストは、結局は電力利用者が負担させられる。
 東電福島第一原発の事故以降、将来も原子力エネルギーを選択すべきか否かの国民的議論が起こった。もし、裏のコストを隠したまま原発運転を強行することになれば、利用者の理解を得られまい。
 東電は「当時の役員のやりとりは承知していない」というが、問題の施設はまさにこれから稼働するものだ。東電は早急に自ら事実関係を調査し、結果を説明する義務がある。
     ◇
 〈中間貯蔵施設〉 原発の外で使用済み核燃料を再処理するまで保管する施設。震災前、全国の原発から出る使用済み燃料は年約1千トンで、六ケ所村再処理工場で処理できる年最大800トンを超えるため、中間貯蔵が必要とされた。原発内の貯蔵量が限界に近づき、原発の運転継続には、中間貯蔵の整備が不可欠とされる。青森県むつ市で建設中の「リサイクル燃料備蓄センター」は、東電80%、日本原電20%の出資による全国初の施設。使用済み燃料計5千トンを最長50年間貯蔵する予定だ。2010年8月に建屋の工事を始め、建設費は約1千億円。今年10月の操業を目指してきたが、国は12月施行の新規制基準への適合が必要だとしている。





iPS使わず心筋細胞 作製に慶大成功、遺伝子治療に光


【瀬川茂子】心臓の心筋以外の細胞に五つの遺伝子を入れて、拍動する心筋細胞に変えることに、慶応大の家田真樹特任講師らが人で成功した。作製効率や安全性を高めて、心筋梗塞(こうそく)などでダメージを受けた心筋を補う治療法の開発につなげたいという。
 今週の米科学アカデミー紀要に発表する。
 心臓は3割が心筋細胞で、残りは心筋以外の細胞だ。手術を受けた患者36人から心臓の心筋以外の細胞の提供を受けて、人の心筋で働いている五つの遺伝子を入れると、試験管内で心筋細胞に変えることができた。ほかの心筋細胞とともに培養すると拍動することも確認した。





フルーム、圧倒的な強さ ツール・ド・フランス終盤戦へ

 

写真:第15ステージを終えてトップに立つフルーム(手前)=AP拡大第15ステージを終えてトップに立つフルーム(手前)=AP
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 【アビニョン(仏)=酒瀬川亮介】自転車ロードレースのツール・ド・フランスは16日からアルプスの山岳コースを走り抜ける終盤戦に入る。14日の第15ステージを終え、昨年2位のクリストファー・フルーム(英)が圧倒的な強さを見せている。
 初の総合優勝を狙うフルームは、3度目の総合優勝を狙うアルベルト・コンタドール(スペイン) に4分25秒の差をつけている。圧巻だったのは、最後の20キロあまりを登り続ける名物の坂がある14日の第15ステージ。背後に食らいつくコンタドール を残り7キロで突き放すと、1分40秒の差をつけた。「勝つためにここに来たが、フルームは強すぎた」とコンタドールは事実上の白旗を掲げた。終盤もフ ルームが得意な山岳が多く、よほどのアクシデントがない限り、逆転は起きないだろう。
 仏紙は「フルームは別の惑星にいる」と見出しでうたい、ナイロビ生まれであることから「白いケニア人」とも表現。強すぎるというだけで「ドーピングの疑い」とテレビは繰り返す。フルームは「そういう疑問をもつ人がいるのは分かるが、悲しいことだ」。ゆっくりしたフランス語で答えた。




ヒラに戻りたい課長が増加中 「部下が育たない」


 【吉川啓一郎】ストレスが多い中間管理職の立場を離れて、ただの「プレーヤー」に戻りたい課長が増えている――。上場企業の課長を対象にした産業能率大の調査で、そんな結果が出た。
 昨年12月、従業員100人以上の企業で部下を持つ課長600人をインターネットを通じて調べた。今後のキャリアで「最終的になりたい立場」を尋ねる と、「プレーヤーに戻る」が13・5%にのぼり、2年前の前回調査の9・6%から3・9ポイント伸びた。代わりに「社長」「役員クラス」が計21・2%か ら計15%に減った。
 悩みを尋ねると、「部下が育たない」が41・8%と同12・1ポイント増え、最も多かった。課長を取り巻く状況をみると、「年上の部下がいる」人が48%、メンタルヘルスに不安を抱える部下が「いる」人も37・7%いた。他方、仕事の半分超がマネジメントではなくプレーヤーだと感じる人も48・2%と、前回より8・2ポイント増えていた。
 同大の担当者は「プレイングマネジャー化が進んで自身が多忙なうえに、部下が育たずにメンタルへの配慮も必要と『三重苦』のようになっており、ストレスの少ない立場に戻りたいという思いが強まっているのでは」とみている。





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