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Sunday, 21 July 2013

The Asahi Shinbun 22-July-2013


「なぜ原発やめない」「今回は迷った」…福島の有権者

 

福島県内陸の会津若松市にある大熊町役場。投票所には、各地の避難先から続々
と町民が訪れた。 参院選特集ページはこちら
 渡部重達さん(72)は、約100キロ離れた福島市から知人の車できた。「いつも以上に、今回は相当迷った」。決断は投票直前。「数が多くて強い政党のほうが復興を進めてくれるだろう」と、現政権に期待を込めた。
 原発事故の被害に苦しむ福島で、自民を選んだ人たちの心境は複雑だ。
 双葉町から福島市に避難している天野喜和子さん(57)は悩みながら選挙区で自民に入れた。原発をやめると言わない自民は「全く理解できない」。だが、民主への信頼も薄れた。
 自民が政権復帰して以降、復興政策には目に見える成果がない。「衆参のねじれで思い切った政策ができないなら、解消すれば進むのかな、という期待の一票」という。比例区は原発政策に慎重な公明を選び、自分を納得させたという。
 いわき市に避難中の楢葉町の菊田洋子さん(66)も同じ思いで、選挙区は自民、比例区で公明に投じた。「賠償を充実させ、復興を加速させてほしい」
 福島第一原発から約12キロの自宅は新築1カ月半で津波に流された。同居していた長男(41)は、工場の閉鎖で妻子を残し茨城県単身赴任。将来の不安ばかりが募る。経済政策を強調する首相の視界からは被災地が消えている気がする。「でも、政権を持つ自民に頼るしかない。もう無駄に時間を過ごしたくない」





みどり・谷岡代表、政界引退を表明 「党の役割終えた」

 
写真:政界引退を表明するみどりの風の谷岡郁子代表=22日午前6時5分、名古屋市中区大須2丁目拡大政界引退を表明するみどりの風の谷岡郁子代表=22日午前6時5分、名古屋市中区大須2丁目
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 みどりの風は、谷岡郁子代表(59)を含む参院議員4人全員が落選し、参院議員はゼロになった。谷岡代表は22日朝、名古屋市中区で記者会見し「今後のことを決めるのは残った人たちだと思う。みどりの風は党としての役割を終えた」と述べた。代表を辞任し、政界を引退することも表明した。
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 谷岡代表は午前6時すぎ、疲れた表情で名古屋市中区のホテルに設けた会見場に姿を見せた。
 谷岡代表は「多くの方に期待して頂いたのに、応えられなかったことは大変申し訳ない」と陳謝。自身も落選し、政治家としての意欲について問われると「ありません」と断言した。





128万票→33万票、現職苦杯 民主、近畿で議席ゼロ

 

写真:落選し、支援者らに頭を下げる民主党の梅村聡氏=21日午後10時、大阪市中央区拡大落選し、支援者らに頭を下げる民主党の梅村聡氏=21日午後10時、大阪市中央区
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 惨敗を喫した民主党。1人区で公認候補がすべて敗れ、党重鎮の地元でも、現職らが相次ぎ落選。近畿では議席ゼロとなった。
 6年前の大阪選挙区で、128万票を獲得してトップ当選した現職の梅村聡氏(38)。今回は33万票余りにとどまり、改選数が3から4に増えるなかでも再選を果たせなかった。「社会保障が重要だと訴え続けたが、有権者に訴えが浸透しなかった。政治そのものへの失望感や不信感を感じた」と肩を落とした。
 京都選挙区(改選数2)も、新顔で元衆院議員の北神圭朗氏(46)が共産新顔に競り負けた。京都選出で元党代表の前原誠司衆院議員らが支援したが、民主が12年前から維持してきた議席を失った。北神氏は「思いが伝わらず、ひとえに私の責任」と頭を下げた。





日経平均、一時180円超値上がり ねじれ解消を好感

 

 22日の東京株式市場は、朝方の取引開始直後に日経平均株価が一時、前週末の終値より180円超も値上がりした。前日に投開票のあった参議院選挙自民党公明党が全議席数の過半数を獲得し、衆参の「ねじれ」状態が解消したのを市場が好感したためだ。
 ただ、「事前の予想通りで、大きなサプライズではない」(大手証券)との見方もあり、その後は上げ幅は縮小。参院選前に投機的なヘッジファンドの一部は結果を見越して日本株を買い進めており、この日は利益確定の売りに押されて下落に転じる場面もあった。
 午前11時時点では、前週末より4円61銭高い1万4594円52銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は変わらず1211・98。 





安倍首相、長期政権へ基盤固め 2年後の総裁再選視野に



写真:石破茂幹事長(右)をねぎらいながら、自民党の開票センターを引きあげる安倍晋三総裁=21日午後11時14分、東京・永田町、白井伸洋撮影拡大石破茂幹事長(右)をねぎらいながら、自民党の開票センターを引きあげる安倍晋三総裁=21日午後11時14分、東京・永田町、白井伸洋撮影
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 自民、公明両党が参院でも過半数を回復し、衆参両院のねじれが解消する。6年前の雪辱を果たした安倍晋三首相は、2年後の自民党総裁選での再選を視野に長期政権に向けた基盤を固め、主導力を強めそうだ。
参院選全議席確定の号外はこちら
 「現実的に憲法改正の議論ができるところまで来たと思う。ぜひ進めたい」
 菅義偉官房長官は21日夜の日本テレビの番組でこう主張した。衆参のねじれが解消したことで、首相の持論である憲法改正や集団的自衛権の行使容認といった「安倍色」を前面に打ち出す環境は整備された。
 参院では憲法改正の発議に必要な3分の2以上の勢力確保を目指す。まずは衆参両院の多数を背景に、国民投票法の付則改正などに取り組み、改憲手続きを整えていく考えだ。
 集団的自衛権の議論もいよいよ本格化する。首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」は今年2月以降、会合が開か れていないが、憲法の解釈で禁じている集団的自衛権の行使を容認できるように再始動させる。石破茂幹事長は21日夜、テレビ朝日の番組で「拙速にすべきで はないが、やらねばならないと信じている」と語った。





白鵬「あの男を超えてよかった」 名古屋場所終え会見

 

写真:千秋楽から一夜明け、リラックスした笑顔を見せる白鵬=名古屋市内拡大千秋楽から一夜明け、リラックスした笑顔を見せる白鵬=名古屋市内
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 大相撲名古屋場所千秋楽から一夜明けた22日、優勝した横綱白鵬名古屋市内で会見した。春場所から続いた連勝を43まで伸ばし、優勝回数も歴代単独3位の26とし、「満足感がある」と笑顔で振り返った。
 場所中に右脇腹を痛めたが、休場する気は「ありませんでしたね」。同じモンゴル出身の朝青龍を優勝回数で抜き、「あの男を超えてよかった。これでもう文句は言われない」と冗談も出た。
 憧れの大鵬が持つ歴代最多の32度の優勝まであと6度と迫った。「夢でもあったが、確実に目の前にやってきたな、という気がしている」と語った。




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