Pages

Wednesday, 4 December 2013

The Asahi Shinbun 5-Dec-2013


上田被告「出廷しない」 鳥取連続不審死、心境語る

 

[PR]
 【宮野拓也】鳥取県で2009年に起きた連続不審死事件で、強盗殺人などの罪に問われ、一審・鳥取地裁で死刑判決を受けた元スナック従業員上田(うえた)美由紀被告(39)が、10日に広島高裁松江支部で始まる控訴審には出廷しない公算が大きくなってきた。
 審理を前に松江刑務所で面会した記者に、上田被告は「出廷しない」と発言。同支部も出廷命令を出していないといい、一審で黙秘を貫いた上田被告が控訴審でも事件について詳細を語らないまま結審する可能性がある。重大事件では極めて異例の展開だ。
 記者は今年9月下旬から、上田被告と計13回の面会を重ねた。肩にかかる黒髪。Tシャツやトレーナー姿が多く、写真の印象よりも顔が痩せていた。穏やかに受け答えをし、時に冗談も交えて笑顔を見せた。






軽自動車税、年1万円超に 現行の1.5倍~2倍で検討

 【鯨岡仁】政府・与党が検討している自動車税の見直し案がわかった。消費税率が10%になる2015年10月に合わせ、年7200円の軽自動車税地方税)を1万円以上に増税する。さらに、車を買った初年度には、環境性能に応じて課税する新たな自動車税を導入する。
 660cc以下の軽自動車税(自家用四輪)は年7200円だが、排気量1千cc以下の普通小型車(自家用)の自動車税は年2万9500円と4倍以上の差がある。この差を埋めるため、総務省は4日、軽自動車税を現行の1・5倍の年1万800円と、2倍の年1万4400円とする2案を与党幹部に示した。
 軽自動車税を年1万800円にした場合、自治体にとっては年795億円の新たな税収が入る。車を買うときに5%かかる自動車取得税は15年10月に廃止される予定。自治体は年約1900億円の税収を失うため、軽自動車税の増税で一部を補いたい考えだ。
 軽自動車税を増税しない場合は、自家用車の約4分の1の税金にとどまっている営業車(タクシーなど)の自動車税を増税する案などを示した。






買収資金に6千万円、虎雄前理事長に報告か 徳洲会事件

 

[PR]
 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反容疑事件に絡み、昨年12月の衆院選徳田毅(たけし)衆院議員(42)が立候補した鹿児島2区に対し、同会副理事長で母親の徳田秀子容疑者(75)らが有権者買収の目的で6千万円を捻出することを、創設者の徳田虎雄前理事長(75)に報告し、了承を得ていた疑いのあることが関係者の話でわかった。
 東京地検特捜部などは4日、こうした公選法違反(買収資金交付)容疑で秀子容疑者らを逮捕。主導者は虎雄前理事長とみているが、病気療養中のため、引き続き在宅で調べる。
 徳洲会関係者によると、秀子容疑者は衆院解散前の11月上旬、毅氏陣営の幹部に、選挙区で必要な費用を計算するよう要請。幹部らは「見積書」を作り、秀子容疑者に手渡したという。






辺野古移設は「琉球処分」? 公明沖縄幹事長、政府批判

 

 「また琉球処分?」。公明党の沖縄県本部幹事長の金城勉県議が、自身のフェイスブックで政府を批判している。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への 移設に向けて県政界に圧力をかける姿を、1879年の明治政府による強権的な琉球王国の解体・併合になぞらえた。県政与党である公明の反発で、政権が求め る仲井真弘多知事の「年内承認」は先が見えない状態だ。
 金城氏は3日の書き込みで、「(首里城の明け渡しなどを求めた明治政府に)琉球国は、抵抗を試みたものの圧倒的力の前に陥落した」と言及。「今ま た政府は、実力行使に出た。仕上げは公明党県本部を陥落させることのようだ」とし、「多くの県民の思いは『これ以上、ウチナーンチュ(沖縄人)をバカにす るんじゃねー!』だ」と書いた。金城氏は取材に「ちょっとはしたない言葉だったが、私の気持ちだ」。
 公明県本部は県外移設を掲げており、5日の県議会代表質問では、埋め立て申請を「不承認とすべきだ」と知事にただす予定だ。






芸だけは奪われない 岩手・釜石最後の芸者、青森で公演

 

[PR]
 【鵜沼照都】東日本大震災で、家から三味線、着物まで全てを津波で流されながら復活した岩手県釜石市の「釜石最後の芸者」藤間千雅乃(ちかの、本名・伊藤艶子)さんが5日、青森市の浅虫温泉にある「辰巳館」で「米寿の踊りと唄」を披露する。午後4時半からで入場は無料。
 千雅乃さんは、一昨年3月の震災で被災し、避難所暮らしを余儀なくされた。ショックと喪失感で生きる気力を失い、一時は酸素吸入が必要なほどに衰 弱していた。しかし、同年6月に青森県などが避難者向けに行った県内温泉地への小旅行「ほっと一息プロジェクト」で浅虫温泉を訪問。2泊3日の滞在を契機 に気力を取り戻し、多くの支援を受けながら復活を果たした。その様子は「The Last Geisha」として、海外メディアにも多数取り上げられた。
 千雅乃さんはその後、大震災の教訓をうたった「スタコラ音頭」を作曲。「釜石復興」のシンボルの一人として、各地で公演活動を続ける日々を送っている。






(秘密保護法案)暗い国になっていいのか 山田洋次監督

 

[PR]
 ■映画監督山田洋次さん
 「この国をいったいどんな国にしたいのですか」と安倍さんに本気でうかがいたい。
 重苦しい、暗い国、政府の言うことをよく聞いて文句をいわずに、一生懸命働くおとなしい国民。まさかそんな国をイメージしているのではないでしょうね。
 ぼくが子供だったころ、日本の軍隊は戦争に負け続けていたのだけど、新聞やラジオは勝利したという報道ばかり。沖縄まで占領されていながら、今思えば実にナンセンスな話だが、まだ日本は勝てると信じていた。
 どう考えてもおかしいけど、事実そう思っていた。戦争に負けている、ということは国家機密だった。
 ぼくの父親は技術者でアメリカに勝てるわけないと思っていたが、敗戦まで家庭内では、一切そういう発言はしなかった。治安維持法は、庶民の家庭の中も支配していたのだろう。
 今は明るくて、楽しい喜劇映画がなかなか作られない。どうしてできないのだろうか。もしかして、この国が、今の日本人が暗いから、ではないだろうか。
 年間自殺者3万人の自殺大国。日本人が、とくに若者たちが希望にあふれて明るい表情になるために、何をすればいいのか、ということにこそ、血道を上げてほしいと今の政府に言いたいのだが。
     ◇
 やまだ・ようじ 1931年生まれ。映画監督脚本家。第48作まで続いた「男はつらいよ」シリーズなどで知られる。2012年に文化勲章を受章。







No comments:

Post a Comment