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Saturday, 25 January 2014

The Asahi Shinbun 26-Jan-2014


「張成沢を消してしまえ」 処刑・盗聴…震えあがる平壌

 

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 昨年11月30日、平壌。朝から軍や政府の各部署で、当局者たちが一様に青ざめる話が流れた。「昨日、54局の責任者と副責任者が公開処刑された」
 54局。故金正日(キムジョンイル)総書記の妹の夫、張成沢(チャンソンテク)氏の資金源とされた部署だった。正日氏の懐刀だった張氏は2007年、朝鮮労働党行政部長に就任すると、「軍の利権を党に戻す」という正日氏の指示を受けて、同部傘下に54局を編成。鉱物資源の管理、銀行業務、貿易などの権限を独占していた。処刑された2人は、行政部の第1副部長と副部長で、張氏の側近とされた。
 翌12月1日、別の話が流れた。「昨日は6人処刑された」。絶望した関係者の自殺も相次いだ。停滞する事業についての報告の際、側近たちが「張部長が承認してくれません」と釈明したことに金正恩(キムジョンウン)第1書記が激怒し、「チウォ・オプセ・ボリョラ(消してしまえ)」と叫んだという話も流れた。北朝鮮の当局者たちは、張氏本人の処刑を予感した。
 金正恩体制になって2年。北朝鮮市民たちは統制の強化を肌で感じている。北朝鮮関係筋は「社会の雰囲気が随分変わった。暗く、張り詰めた空気だ」と語る。
 毎週土曜日にある「生活総和」と呼ばれる学習会。住民が労働党の指示などを学び、日々の生活を「反省」する。金正日時代の末期、金さえ払えば欠席できたが、今は許されない。仕事で出席できなければ、翌週の水曜日に代わりの学習会が用意される。
 市民らに対する監視は盗聴マイクや有線・携帯電話の盗聴に加え、最近は屋外でも集音マイクが使われる。市民はどんなに親しい間柄でも、3人以上になれば込み入った話はしない。

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