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Friday, 26 September 2014

The Asahi Shinbun 27-Sep-2014


米の大学、群抜く中国の存在感 習主席の娘も今春卒業

 

 その日は朝早くから、街全体が祝賀ムードに包まれた。家々の軒先には色とりどりのテープやバルーンが飾られ、表通りには横断幕やのぼりが掲げられた。
5月29日、米東海岸マサチューセッツ州ボストン市郊外にあるハーバード大の卒業式があった。全米最古の大学が卒業生を送り出すのは、363回目だ。卒業式には、ビジネススクール卒業生のジョージ・W・ブッシュ元大統領も駆けつけた。
 黒いガウンをまとった卒業生たちは式後、「ハウス」と呼ばれる寮に戻った。大学周辺の12カ所にそれぞれ数百人ずつが暮らす。3食付きの寮費は、年約5万ドル(約550万円)の学費に含まれている。卒業証書は、寮長から卒業生に手渡される。
 寮のひとつ「アダムズハウス」は、フランクリン・ルーズベルト元大統領やキッシンジャー元国務長官も暮らした。1~5人用の部屋はベッドと勉強机 があるだけ。クーラーはなく、シャワーも共同だ。今年の卒業生は167人。中庭での授与式で、名前を呼ばれた卒業生が1人ずつ寮長から卒業証書を受け取 る。「チェン」「マー」「リー」など中国系の姓も混じる。
 その1人が、正方形の帽子の下から胸元までこぼれ落ちた黒髪をなびかせながら、壇上にのぼった。
 習明沢(シーミンツォー)さん。1992年に中国の習近平(シーチンピン)国家主席と国民的歌手の彭麗媛(ポンリーユワン)氏の間に生まれた一人娘だ。学内では偽名を使い、その境遇はほとんど知られていない。進路や学習の相談を受けていた大学関係者によると、心理学を学んだ明沢さんは、卒業後に帰国した。






香川伸行さん死去 52歳、「ドカベン」の愛称

大阪・浪商高(現大体大浪商高)の捕手として春の甲子園で準優勝し、プロ野球南海(後にダイエー、現ソフトバンク)でも活躍した香川伸行(かがわ・のぶゆき)さんが26日、心筋梗塞(こうそく)のため、福岡県内で死去した。52歳だった。
 浪商高時代に牛島和彦氏(元横浜監督)とバッテリーを組み、1979年に春夏の甲子園に出場。春は準優勝、夏は3試合連続本塁打を放つ活躍で4強入りに貢献した。同年のドラフトで2位指名を受けて南海入団。83年にはベストナインに選出された。
 水島新司氏の人気野球漫画の主人公に似て、太めの体形で強打者だったことから「ドカベン」の愛称で親しまれた。
 89年に現役を引退した後は、野球解説者を務めた。その後腎臓を患い、人工透析を受けていたが、最近も福岡市内の少年野球のクラブチームで指導を続け、講演活動も行っていた。26日は自宅で倒れているのを夫人が発見したという。






抱っこひも、事故気をつけて 前屈みで落下し重傷も

 

 子育て中の親に人気の「抱っこひも」で、赤ちゃんが落ちてけがをする事例が相次いでいる。ひもの調節を誤ってすり抜けてしまうほか、一部に品質の悪い商品もあるという。国民生活センター東京都は注意を呼びかけ、メーカーも安全対策に乗り出している。
 7カ月の長女を育てる千葉県松戸市の中村綾さん(30)は、抱っこひもが欠かせない。「ベビーカーは電車で場所を取るし、階段だけの駅だと持ち上げるのが大変」。一方、「靴を履く時に前かがみになってすき間ができて、子どもを落とさないかな」と心配になることもある。
 ベビー用品販売の「赤ちゃん本舗」(本社・大阪市)によると、年間80万~100万個が売れている。縦抱っこで対面して腰と両肩のベルトで子どもを支える商品が半分を占め、おんぶや横抱きにできる製品もある。イクメンと呼ばれる男性の育児参加も後押しし、5年前の約1・5倍の売れ行きという。






女性登用比率の数値目標、義務化見送りへ 国審議会方針

 

 女性の社会進出をすすめる新法を検討している厚生労働相の諮問機関は、企業に対し、女性管理職の登用比率について数値目標の設定を義務づけない答申案をまとめる方針を固めた。経済界の強い反発を受けたもので、現状の女性管理職の比率の公表も義務づけない方向だ。安倍政権が掲げる「2020年までに女性管理職を3割に増やす」という目標の達成は見通せず、政権の判断が注目される。
 新法は従業員300人以上の大企業に対し、管理職比率など女性登用の現状について把握し、「行動計画」の策定を求める。女性管理職を増やすにあたっての目標づくりや、目標達成のための取り組みなどを明記するよう義務づける。
 しかし、女性の管理職比率の目標設定は義務づけないほか、現状の開示については、女性の管理職比率や採用比率など複数の項目から企業に選んでもらう。管理職比率の公表が義務づけられないことで女性登用の進み具合がはかれない恐れがある。






競泳・冨田選手をアジア大会追放 カメラ盗んだ疑い

 

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 日本オリンピック委員会(JOC)は27日、韓国・仁川で行われているアジア大会の競泳男子日本代表の冨田尚弥選手(25=チームアリーナ)が韓国メディアのカメラを盗んだとして、日本選手団から追放処分にしたと発表した。地元警察の調べに対し、容疑を認めているという。
 JOCなどによると、冨田選手は25日、練習のため訪れた競泳会場のプールサイドで、韓国報道陣のカメラから望遠レンズを 外し、約800万ウォン(約80万円)相当のカメラ本体を持ち去った疑いがある。会場の監視カメラを分析した地元警察から26日夜、日本選手団に連絡があ り、27日未明にかけての事情聴取に対し、本人が容疑を認めたという。警察は身柄は拘束せず、書類送検する方針。全競技日程を終了した日本競泳陣は27日 に帰国する予定だが、冨田選手は韓国に残るという。
 冨田選手は愛知県出身。4年前の広州アジア大会で、男子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得。今大会は平泳ぎに出場し、24日の100メートルは4位、26日の50メートルは予選落ちした。追放により選手資格が剝奪(はくだつ)されるため、今大会の記録は抹消される見通し。





入国せずに滞在できるホテル開業 羽田国際線ターミナル

 

 国際線を乗り継ぐ客が日本に入国せずに泊まれる国内初のホテルが30日、羽田空港に開業する。入国した扱いにならない「保安エリア」内にシングル、ツインなど17室と、シャワーやソファがある休憩室8室、専用のラウンジがあり、乗り継ぎの待ち時間を快適に過ごせるようにする。
 開業する「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」(全313室)は国際線ターミナル内にある。保安エリア以外にある客室は、一般客が利用できる。保安エリアにある客室などからは、他の客室や外部に行き来できない構造だ。保安エリアの客室料金は1万1千~2万3500円、休憩室は1時間3千円で、海外のクレジットカードでも支払える。
 火災や災害に備えた非常階段の出口も国際線駐機場エリアにつくるなど、保安エリアに泊まった人は「日本側」とは接触できない造り。一方、ラウンジではおにぎりやカップ麺など手軽な日本食を楽しめるようにする。(土居新平)






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