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Sunday, 12 October 2014

The Asahi Shinbun 13-Oct-2014


九州ほぼ全域が暴風域に 台風19号、37人けが

 大型の台風19号は13日午前8時半ごろ、鹿児島県枕崎市付近に上陸した。この後、14日にかけて速度を上げ、日本列島を縦断するおそれがある。気象庁は暴風や高波、土砂災害、河川の氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけている。
19号は13日午前9時現在、枕崎市付 近を時速約30キロで東北東へ進んでいる。中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートルで、九州のほぼ全域が風速25メートル以上 の暴風域に入っている。13日昼過ぎには四国に上陸した後、近畿には同日夜、関東甲信には14日未明から明け方に最も接近する見込みだ。
鹿児島県種子島では午前9時20分ごろに39・4メートル、大分県佐伯市では午前2時40分ごろに33・8メートルの最大瞬間風速を観測した。
九州や四国、近畿では発達した雨雲がかかり、14日午前9時40分までの24時間雨量は宮崎県美郷町で475ミリ、同県延岡市で363・5ミリに達した。和歌山県新宮市では1時間に47ミリの激しい雨が降った。
西日本から東日本の広い範囲で、14日にかけて1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局所的には80ミリ以上の猛烈な雨のおそれもある。14日午前6時までの24時間雨量は、四国450ミリ、近畿と東海400ミリ、中国と北陸250ミリ、九州と関東甲信200ミリ、東北150ミリと予想されている。
西日本では強風にあおられるなどしてけが人が相次ぎ、総務省消防庁の13日午前8時半までのまとめでは、沖縄県の26人など全国で37人の重軽傷者が出ている。
各地で避難勧告が出され、13日朝までに、高知、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄の各県で計約27万世帯、61万人が対象になった。






台風接近、厳戒の西日本 早めの欠航や運休、催し中止も

 

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 大型で強い台風19号の接近で、西日本の交通は13日、大きく乱れそうだ。イベントの中止や延期も相次いでいる。
空の便は12日、沖縄や九州発着便を中心に関西空港で22便、大阪(伊丹)空港で45便が欠航した。13日も欠航が相次ぐ見込みだ。
 JR西日本は12日、広島地区の在来線全5線区で、13日正午から全列車の運転を見合わせる、と発表した。担当者は「広島は8月に大きな災害が起きたばかり。台風の進路などを勘案し、早めに対策を決めた」としている。
 東海道新幹線山陽新幹線、関西の主な私鉄は、13日は始発から通常運行の予定だが、風雨が強まった段階で徐行や運転見合わせの判断をする。
 奈良市春日大社境内の「鹿苑(ろくえん)」で11日から始まった「鹿の角きり」は、13日分の作業が中止となった。秋に発情期を迎える雄鹿が人を傷つけないよう、江戸時代から続く伝統行事。例年、3日間で約8500人が訪れるという。
 大阪府吹田市万博記念公園で予定されていたグルメイベント「まんパクin万博」は、13日分を17日に開催する。大阪市中央区大阪城公園で開かれている「大坂の陣400年天下一祭」は、ご当地キャラやグルメを楽しむ13日の関連行事が中止された。
     ◇
 JR西日本によると、13日午後4時ごろから運転を取りやめる近畿の線区は以下の通り。紀勢線のみ午後3時ごろから取りやめ。
 北陸線(敦賀~長浜)、湖西線(山科~近江塩津)、琵琶湖線(長浜~京都)、京都線(京都~大阪)、神戸線(大阪~姫路)、山陽線(姫路~上郡)、赤穂線(相生~播州赤穂)、学研都市線(木津~京橋)、東西線(京橋~尼崎)、宝塚線(尼崎~新三田)、山陰線(京都~園部)、大阪環状線(全線)、大和路線(JR難波~加茂)、ゆめ咲線(西九条~桜島)、おおさか東線(放出~久宝寺)、阪和線(天王寺~和歌山・鳳~東羽衣)、関西空港線(日根野~関西空港)、奈良線(京都~奈良)、草津線(草津~柘植)、桜井線(奈良~高田)、和歌山線(王寺~和歌山)、関西線(亀山~加茂)、加古川線(加古川~谷川)、姫新線(姫路~上月)、紀勢線(新宮~和歌山
     ◇
 JR西日本によると、広島・山口地区では、以下の路線と時間で13日の全列車の運転を見合わせる。
・午前10時から
 山陽線(岩国~下関)、山陰線(益田~幡生)、宇部線(新山口~宇部)、美祢線(厚狭~長門市)、小野田線(居能~小野田)、岩徳線(岩国~櫛ケ浜)、山口線(新山口~益田)
・正午から
 山陽線(糸崎~岩国)、呉線(三原~海田市)、福塩線(府中~塩町)、芸備線(備後落合~広島)、可部線(横川~可部)
・取りやめ
 SLやまぐち号、みすゞ潮彩、瀬戸内マリンビュー号
 
 
 

パ・リーグCS、オリックス―日本ハムは14日に順延

 13日に予定されていたプロ野球クライマックスシリーズのパ・リーグ第1ステージ第3戦、オリックス―日本ハムは、台風19号の接近に伴い中止となり、14日に順延となった。
 第3戦は14日午後6時から京セラドーム大阪で行われる。






父の命と母の片足、土砂が奪った 長女悔やむ日々 広島

 

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 74人が犠牲になった8月の広島土砂災害で、生き埋めになった老夫婦を、消防隊員や住民が9時間かけて助け出す救出劇があった。しかし、夫は3日後に死亡。妻は入院中に足を切断した。何とか救えなかったのか。娘はいまも悔やむ。
 高台の家には、宮本敏治(としはる)さん(74)と妻の孝子さん(74)、長女の祥子(しょうこ)さん(42)が暮らしていた。
 8月20日未明、広島市安佐北区可部東2丁目の裏山が崩れ、家を押し潰した。敏治さんは首から下が土砂に埋まり、妻の孝子さんはがれきに覆われた。祥子さんは外出中で難を逃れた。
     *
 「家が無くなっとる」
 午前7時ごろ、兄から電話がありました。どうしよう。帰らんといけん。そうは思うんですけど、手や腕が震えて、腰が抜けるような感覚でした。






かすむ摩周ブルー 雪のような浮遊物、「神の湖」に異変

 

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 湖岸に沿って水深5~15メートルを潜っていくと、淡い白みを帯びた青が、少しずつ濃い群青の闇へと変わる。深みへと続く急斜面に、外輪山の 壁面から崩れた、幹の直径が1メートル近くもありそうな倒木が、幾重にも重なっていた。少なくとも30年ほど前から同じ姿の木もあるという。湖水に栄養分 が乏しく、バクテリアが極端に少なくてなかなか分解されないためだ。湖面を見上げると、光のカーテンが波の動きに合わせて揺れ、エゾウグイの銀鱗(ぎんり ん)が輝いた。
 1931年、透明度で当時の世界記録となる41・6メートルを観測した北海道摩周湖。「摩周ブルー」と言われる湖水の透明度は、90年代後半からしばしば20メートルを切るようになった。
 朝日新聞は5月と8月、環境省などの関係機関から特別な許可を得て、国立環境研究所を中心とする研究チームと共同で現地調査を行った。報道機関が湖の中にカメラを入れた例は、ほとんどない。
 今回、8月28日に測ると透明度は18・6メートルだった。低下の主な原因は、微小な植物プランクトンの増加だと研究者らは考えている。霧の発生時に見通しが悪いのと同じ理屈だ。摩周湖でプランクトンが発生する層は水深50メートルほどまで。その下には、世界一透明な水があると考えられてきた。
 ところが、探査カメラを湖の深部へ沈めてみると、「雪」のような浮遊物が無数に映った。






スマホは夜9時まで 広がる規制、小中学生の反応は?

 

 携帯電話やスマートフォンは夜9時まで――。小中学生に時間制限を呼びかける取り組みが、全国の教育現場で広がっている。生活習慣の乱れやトラブルへの対応策だが、不評かと思いきや子どもたちからは歓迎の声もあがる。そこからは、「深夜の人間関係」に悩む子どもたちの姿が垣間見える。
■PTAと自治体が二人三脚
 福岡県うきは市の市立吉井中学校(坂田知亮校長、487人)は、「スマホに係る家庭教育宣言」を玄関に張っている。「スマホ等の通信機器の自宅での使用はリビングに限定し、夜十時から朝六時までは、保護者に預けるようにする」。同校PTAが昨年11月、学校側と協力して作った。
 背景には、インターネットを通じてメッセージなどをやりとりする無料通信アプリ「LINE」などを使ったトラブルの増加がある。「悪口を書かれた」「夜遅くまでLINEをして寝坊する」といった保護者の声を受け、宣言を作成した。








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