北朝鮮、イランに武器輸出試みる 第三国が発見・押収
【ニューヨーク=春日芳晃】北朝鮮が2008年、ロケット弾の起爆装置を中国・大連経由でイランへ輸出しようとしたが、途中で第三国に検査を受け、押収されていたことがわかった。国連安全保障理事会の制裁決議で、北朝鮮とイランはともに武器の輸出入を禁じられている。対北朝鮮制裁決議の履行状況を監視する専門家パネル(委員団)が、最新の年次報告書で明らかにした。
■国名明かさずに報告
同報告書によると、国名は明記されていないが、ある加盟国が昨年6月にパネルに報告した。
起爆装置はコンテナ2台に詰め込まれて北朝鮮の南浦(ナンポ)を出港後、大連で別の貨物船に積み替えられ、イラン南部のバンダルアッバスへ向かう途中、その加盟国が08年3月に検査。コンテナは「発電機の部品」と申告されていたが、実際は非誘導型ロケット弾の起爆装置と関連部品だったため、決議に基づいて押収したという。
食糧危機克服へ「虫を食べよう」 国連専門機関が報告
【ローマ=石田博士】人口爆発に対応し、世界の食糧危機を克服するための一手は「虫を食べること」だ――。国連食糧農業機関(FAO、本部ローマ)は15日までに、「昆虫食」の将来性に関する初の報告書をまとめた。
「食べられる昆虫――食糧安全保障のための未来の資源」と題された報告書は、昆虫を「たんぱく質や脂肪、ビタミン、食物繊維などが豊富で、健康的な食用資源」と高く評価した。アジアやアフリカなど、いま世界では20億人以上が虫を食べており、1900種以上が食用とされているという。内訳はカブトムシなどの甲虫(こうちゅう)(31%)、イモムシ(18%)、アリやハチ(14%)、バッタやコオロギ(13%)などだ。
橋下氏「傷ついた方がいるなら申し訳ない」 慰安婦発言
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は16日朝のフジテレビの番組で、旧日本軍の従軍慰安婦が必要だったなどと述べた自らの発言について「誤解で傷ついた方がいらっしゃるんであれば、大変申し訳ないと思う」と初めて謝罪した。
橋下氏は、「世界が認識していることに対し、この点は違うと主張しようと思えば、最初はものすごい反発が出る」と主張。「日本だけが慰安婦の強制連行をしたと外国から見られているが、本当に強制連行があったのかどうか、日本の公式見解はあいまい。世界から不当に侮辱を受けている」と持論を繰り返し、「中国とも韓国ともしかるべき立場の人と議論したい」と述べた。
また、一連の発言について、「党内でとりまとめた意見ではない。一政治家としての思い、国民としての思い、個人の意見だ」と述べ、みんなの党渡辺喜美代表が、発言が党の見解であれば選挙協力を見直すとしている点に配慮した。維新幹事長の松井一郎大阪府知事も16日、記者団に「党として決めたものではない」と弁明。「渡辺代表から『党としてどうなんだ』と言われること自体がわからない」と不快感を示した。
橋下氏はその後、大阪市役所で記者団に対し、沖縄で米軍司令官に「風俗業の活用」を進言したことについて米兵の性犯罪対策が主眼だったと改めて主張。「そこ(風俗業の活用)だけ強調したような言い方になったのは、価値観や考え方に違いのある他国に対する話の仕方としては不適切だったかもわからない」と述べた。
GDP年率3.5%増、2期連続プラス 個人消費が牽引
【末崎毅】内閣府は16日、国の経済規模を示す国内総生産(GDP)の1~3月期の1次速報を発表した。物価変動の影響や季節要因をのぞいた実質GDPは2012年10~12月期に比べて0・9%増。この状況が1年続いた場合の年率換算では3・5%増だった。プラス成長は2四半期連続で、景気の回復傾向が鮮明になってきた。
年率3・5%の成長は、12年1~3月の5・3%以来の高い伸び率。民間予想の平均2・7%も上回った。また、12年度を通しての成長率は1・2%増で、年度としては3年連続のプラス成長だった。
甘利明経済再生相は16日の記者会見で「個人消費の増加など政策効果が出はじめている」と語った。4~6月期までの景気を見極めて最終判断する消費税率の引き上げについても、「判断する環境が整いつつある」と、景気の落ち込みで先送りする可能性が小さくなったとの見方を示した。
1~3月期のGDPを押し上げたのは、全体の6割を占める個人消費だ。1~3月期は前期から0・9%増で、0・4%増だった前期よりも伸びが加速した。
稚内港で貨物船火災、6人行方わからず カンボジア船籍
16日午前1時半すぎ、北海道稚内市末広4丁目の稚内港に停泊中のカンボジア船籍の貨物船「タイガン」(497トン)から出火した。同日午前現在、消火活動が続いている。稚内海上保安部などによると、乗船者のうちロシア人6人の所在が分かっていない。道警と同保安部は、船内に取り残された可能性があるとみて確認している。
道警などによると、タイガンはカニ運搬船で、14日にロシア・サハリンから入港した。乗組員名簿にはロシア人とウクライナ人18人の名前があり、稚内でさらにロシア人5人が乗船していた。船内にいた3人が病院に運ばれたという。
現場は主に、ロシア海域でとったカニなどを運び込む外国貨物船が停泊し、荷役を行う埠頭(ふとう)。火災による煙が一時、稚内の市街地まで流れた。
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