あたご事故2自衛官の無罪確定へ 東京高検が上告断念
海上自衛隊のイージス艦「あたご」が2008年2月、千葉・房総半島沖で漁船と衝突し、漁船員2人が死亡した事故で、東京高検は24日、業務上過失致死罪などに問われた2自衛官を無罪とした東京高裁判決に対し、上告を断念する方針を固めた。あたごの元航海長・後瀉(うしろがた)桂太郎被告(41)と元水雷長・長岩友久被告(39)の無罪が確定する。
裁判では、衝突前の漁船・清徳丸の航跡が争点となった。検察側は、僚船乗組員の目撃証言などから航跡を導き、あたごと漁船の位置関係からあたご側に回避義務があったと訴えた。2被告は衝突直前と衝突時の操船責任者だった。
一方、一審・横浜地裁判決は検察側とは別に独自の航跡を認定し、事故の原因が漁船側にあったとして2被告を無罪とした。二審判決も同様にあたごに回避義務はなく、2被告の過失もないと結論づけた。事故で清徳丸は沈没し、吉清(きちせい)治夫さん(当時58)と哲大(てつひろ)さん(同23)父子は行方不明のまま死亡が認定された。
裁判では、衝突前の漁船・清徳丸の航跡が争点となった。検察側は、僚船乗組員の目撃証言などから航跡を導き、あたごと漁船の位置関係からあたご側に回避義務があったと訴えた。2被告は衝突直前と衝突時の操船責任者だった。
一方、一審・横浜地裁判決は検察側とは別に独自の航跡を認定し、事故の原因が漁船側にあったとして2被告を無罪とした。二審判決も同様にあたごに回避義務はなく、2被告の過失もないと結論づけた。事故で清徳丸は沈没し、吉清(きちせい)治夫さん(当時58)と哲大(てつひろ)さん(同23)父子は行方不明のまま死亡が認定された。
広島・長崎の平和大会「分裂」 原発の是非めぐり対立
連合と原水爆禁止日本国民会議(原水禁)、核兵器禁止平和建設国民会議(核禁会議)の主催で2005年から毎年8月に広島、長崎両市で開かれてきた「平和大会」が、今年は連合の単独主催で開催されることになった。福島第一原発の事故を機に、原発に批判的な原水禁と、原子力の平和利用を掲げる核禁会議の立場の違いが表面化し、ともに主催から降りることになった。
「平和大会」は被爆60年の05年、核兵器廃絶と被爆者援護を広く訴えようと、連合が旧総評系の原水禁と旧同盟系の核禁会議に呼びかけてスタート。8月6日と9日の直前に、広島市と長崎市の原水禁世界大会と同じ会場で開催し、被爆者の証言を聴くなどしてきた。昨年は両会場で計1万1千人が参加した。
しかし昨年の平和大会で、原水禁のあいさつに「核と人類は共存できない」との文言が入ったことに、電力総連などが加わる核禁会議が反発。核禁会議は昨年10月、連合に「今後は3団体で開催するのは困難」と申し入れた。
炭素繊維製の鉄道用台車 川重、世界で初開発
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お盆に109がやって来る 岩手の中学生、「直訴」実る
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【三上修】東京・渋谷の若者向けファッションビル「109」の人気店舗がお盆の3日間、岩手県釜石市にやってくる。釜石の女子中学生が109の運営会社の社長に手紙を書いて実現した。十数店がショップを開き、釜石の中学生と共同開発した洋服やバッグも販売される。
109を運営する東急モールズデベロップメント(東京)と同市が24日発表した。「SHIBUYA(しぶや)109KAMAISHI(かまいし)」とし て8月16~18日、同市鈴子町のシープラザ釜石で開く。109は若い女性に人気の120店が入り、地方での期間限定出店は初めて。
釜石市内の中学3年の女子生徒が、同社の大石次則社長に手紙を出したのは昨年9月。「釜石のみんなの笑顔を取り戻したい。そのために釜石の中高生がデザインした服をプロに作ってもらい、売ることでにぎわいを取り戻したい」とつづった。
109を運営する東急モールズデベロップメント(東京)と同市が24日発表した。「SHIBUYA(しぶや)109KAMAISHI(かまいし)」とし て8月16~18日、同市鈴子町のシープラザ釜石で開く。109は若い女性に人気の120店が入り、地方での期間限定出店は初めて。
釜石市内の中学3年の女子生徒が、同社の大石次則社長に手紙を出したのは昨年9月。「釜石のみんなの笑顔を取り戻したい。そのために釜石の中高生がデザインした服をプロに作ってもらい、売ることでにぎわいを取り戻したい」とつづった。
値下げ競争、経営圧迫 御三家ラマダホテル大阪の廃業
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【笹井継夫】大阪のホテル業界で「御三家」と呼ばれた東洋ホテルの後継、ラマダホテル大阪(大阪市北区、客室547室)が、今年いっぱいで廃業する。外資系高級ホテルの参入も相次ぐ大阪だが、客入りを良くするために値引きし、かえって経営が圧迫される悪循環もみられる。
老舗ホテルは、ずっと苦境にさらされ続けていた。1980年代後半になると、ニューオータニやヒルトンなど国内外の高級ホテルが相次いで大阪に進出してきた。
そうしたなかで改修などが後手に回り、劣勢となった。00年代には外資系傘下となり、名称も「ラマダ」に変えたが、08年秋にリーマン・ショックが襲う。
09年の稼働率は、70%台後半に落ちた。訪日観光客の呼び込みに力を注ぎ、昨年は80%台前半まで回復させた。ただ、東日本大震災の影響や、価格競争の激化で、客室単価は07年の9千円台前半から、いまは7千円台後半に落ちたままになっている。
老舗ホテルは、ずっと苦境にさらされ続けていた。1980年代後半になると、ニューオータニやヒルトンなど国内外の高級ホテルが相次いで大阪に進出してきた。
そうしたなかで改修などが後手に回り、劣勢となった。00年代には外資系傘下となり、名称も「ラマダ」に変えたが、08年秋にリーマン・ショックが襲う。
09年の稼働率は、70%台後半に落ちた。訪日観光客の呼び込みに力を注ぎ、昨年は80%台前半まで回復させた。ただ、東日本大震災の影響や、価格競争の激化で、客室単価は07年の9千円台前半から、いまは7千円台後半に落ちたままになっている。
藤田嗣治の未発表作2点見つかる ポーラ美術館で公開へ
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【増田愛子】パリを拠点に活動した画家藤田嗣治(つぐはる=1886~1968)が戦後に描いた、未発表の油絵2点が新たに見つかった。ポーラ美術館(神奈川県箱根町)が24日、発表した。
ギリシャ神話などに登場する海の魔物を主題とした「シレーヌ」(52年)と、上半身裸で横たわる女性を異形の人々が取り囲む「グロテスク」(55年)の2点。藤田の遺族から購入した収集家が同館に寄託し、存在が確認された。
同館によると、「グロテスク」は題材や登場人物の造形の点で、これまで確認された作品にはない珍しい作風だという。同館の内呂(うちろ)博之学芸員は 「藤田が敬愛したダビンチやゴヤらの作品から影響を受けたのではないか。50年代半ば以降の画業を明らかにする作品」と位置付ける。
作品は7月13日からポーラ美術館で公開される。
ギリシャ神話などに登場する海の魔物を主題とした「シレーヌ」(52年)と、上半身裸で横たわる女性を異形の人々が取り囲む「グロテスク」(55年)の2点。藤田の遺族から購入した収集家が同館に寄託し、存在が確認された。
同館によると、「グロテスク」は題材や登場人物の造形の点で、これまで確認された作品にはない珍しい作風だという。同館の内呂(うちろ)博之学芸員は 「藤田が敬愛したダビンチやゴヤらの作品から影響を受けたのではないか。50年代半ば以降の画業を明らかにする作品」と位置付ける。
作品は7月13日からポーラ美術館で公開される。
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