[PR]
 【長沢美津子】食材の偽装騒動から教わったのが、私たちがエビについて何もわかっていなかったということ。輸入ものは品薄で価格の高騰が続き、水 産資源を考えても日本人が食べ放題の時代はとっくに終わっている。エビの食べ方上手になるにはどうすればよいのか。目利きと調理のヒントを、築地市場のエ ビ専門仲卸「佃林」の石居陽子社長に聞いた。
■養殖とひとくくりにしない
 店で扱うエビは20種類ほど。毎日の仕入れが海の状況次第なのは他の魚介類と同じで、今夏の猛暑には、養殖のクルマエビもばてて成長が遅れました。冬は北の海ではしける日が増えて、ボタンエビや甘エビの入荷に気をもみます。
 エビを選ぶのに、この品種だから、どこの産地だから絶対ということはありません。時期のずれた生鮮ものより、旬に産地で冷凍したものをおすすめし たい時もある。養殖とひとくくりにしないのも、育て方に始まって、加工業者や、流通の管理次第で、食卓にたどりついた時の品質に差が出るからです。店頭で 冷凍状態のパックをみても、なかなか判断がつかないでしょうが、冷凍焼けで劣化していないか、忘れずに確認してください。