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Wednesday, 26 March 2014

The Asahi Shinbun 27-March-2014


袴田事件の再審開始決定 証拠「捏造の疑い」 静岡地裁

 再審開始が決まり、感想を述べる姉の袴田ひで子さん。左は西嶋勝彦弁護団長=27日午前10時3分、静岡市葵区、山本壮一郎撮影

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 静岡県で1966年に一家4人が殺害、放火された「袴田事件」で死刑が確定した元プロボクサー袴田巌(いわお)死刑囚(78)=東京拘置所在監=の第2次再審請求で、静岡地裁は27日、再審開始を認める決定をした。

村山浩昭裁判長は弁護側が提出した、犯行時の着衣とされていた「5点の衣類」のDNA型鑑定などの新証拠などが、刑事訴訟法上の「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」に該当すると判断。5点の衣類は袴田死刑囚のものでなく、「後日、捏造(ねつぞう)された疑いがある」とも指摘した。
 死刑囚の再審開始決定は、無罪が確定した免田、財田川、松山、島田の4事件と、後に覆された2005年の名張毒ブドウ酒事件名古屋高裁決定に次いで6件目。
 事件は66年6月30日未明、当時の静岡県清水市(現・静岡市清水区)で発生。みそ会社専務(当時41)宅から出火し、焼け跡から専務と妻(同39)、次女(同17)、長男(同14)一家4人の遺体が見つかり、全員の胸や背中に多数の刺し傷があった。
 同年8月、みそ工場従業員だった袴田死刑囚が強盗殺人や放火などの容疑で逮捕され、捜査段階で犯行を認める自白調書がつくられたが、公判では一貫して否認。静岡地裁は68年9月、自白調書1通と5点の衣類を始めとする間接証拠類から袴田死刑囚の犯行と断定し、死刑を言い渡した。
 死刑は80年11月に最高裁で確定。81年に第1次再審請求静岡地裁に出されたが、08年3月に最高裁で棄却された。同年4月に始まった第2次再審請求審 では、確定判決が犯行時の着衣と認定した衣類のうち、袴田死刑囚の血が付いているとされた白半袖シャツの血痕のDNA型が再鑑定された。検察側、弁護側そ れぞれに鑑定人を推薦したが、どちらもシャツの血と袴田死刑囚のDNA型が「一致しない」との結果を出した。しかし検察側は「鑑定したDNAは劣化してお り、信頼できる鑑定結果は得られなかった」と主張。鑑定結果の信用性をどう判断するかが焦点とされた。
 事件と公判は異例の経過をたどった。起訴から1年後の一審公判中、現場近くのみそ工場のタンクから血染めの白半袖シャツやズボンなどが見つかり、検察側は犯行時の着衣を、パジャマから変更。静岡地裁判決は「捜査官はきわめて長時間にわたり取り調べ、自白を得ることに汲々(きゅうきゅう)とした」と自白偏重の捜査を批判し、45通中、44通の自白調書を違法な取り調べによるものとして証拠排除した。

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 〈袴田事件〉 1966年6月30日未明、静岡県清水市(現・静岡市清水区)のみそ製造会社の専務(当時41)宅から出火。焼け跡から専務、妻(同39)、次女(同17)、長男(同14)の遺体が見つかった。4人とも、胸や背中に多数の刺し傷があった。県警は同年8月、従業員の袴田巌死刑囚を強盗殺人などの疑いで逮捕。一審で死刑判決を書いた熊本典道・元裁判官は2007年、「捜査段階での自白に疑問を抱き、無罪を主張したが、裁判官3人の合議で死刑が決まった」と評議の経緯を告白し、再審開始を求めていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

渡辺喜美氏への5億円「利息・期限決めず」 DHC会長

 みんなの党渡辺喜美代表(62)に化粧品大手ディーエイチシー(DHC、東京)の吉田嘉明会長(73)が計8億円を貸したとされる問題で、吉田会長は26日、朝日新聞の取材に応じ、2012年の衆院選前に貸した5億円について、利息や担保、返済方法などを決めていないことを明らかにした。吉田氏は「借用書も送られてこない。お金はあげたようなものだ」と証言した。










  • 外国人労働者の拡大提言 自民、技能実習を延長し5年に

     

     自民党は26日、外国人労働者の受け入れ拡大を求める提言案をまとめた。外国人の技能実習制度について、現在の最長3年間の受け入れ期間を5年に延長することが柱だ。政府が検討中の技能実習制度の拡充策に盛り込むよう求める。
     この日、党日本経済再生本部の労働力強化・生産性向上グループ(主査=塩崎恭久政調会長代理)がまとめた。
     受け入れ期間の延長は、3年間研修した実習生のうち、成績優秀者で本人や企業が希望した場合に限って認める。現在は3年間働いた実習生について は、帰国後、同じ目的の再入国を認めていない。だが提言案では、帰国後、一定期間をへた実習生について改めて2年程度の実習を受けられる仕組みを検討する よう求めた。
     また、現在は従業員50人以下の企業だと1年につき3人までしか受け入れが認められないが、この枠の拡大を求めた。3年の受け入れが認められている仕事の内容を、現在の68職種から増やすことも提言した。
     一方、震災復興に加え、2020年の東京五輪招致が決まり、人手不足が特に深刻な建設業については、「一時的な建設需要への対応が必要だ」と指摘。建設分野の実習を終えた外国人について、技能実習生とは別に「特定活動」などの在留資格を与え、建設現場での労働を認める制度を検討するべきだ、とした。
     実習生をめぐっては賃金の未払いや長時間残業などのトラブルが後を絶たない。このため、提言案では、外国人労働者の人権や労働条件を守る監視体制を強めるよう促した。
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     

    「籾井氏の発言は誤り」 NHK経営委員長代行が批判

    就任会見での発言が問題になっているNHKの籾井勝人会長に対し、会長の任免権を持つNHK経営委員会の上村達男委員長代行(早稲田大教授)が今月11日の経営委で、「NHKのトップとして(発言の)中身そのものが間違っている」と厳しく批判していたことがわかった。籾井氏の発言自体を正面から批判する意見が経営委員から出るのは初めて。
     上村氏は、籾井氏が就任会見で「(国際放送で)政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない」「(特定秘密保護法は)通っちゃったんで言ってもしょうがない」と述べた発言自体を批判。「公の場であろうがなかろうが、個人の見解は変わっていないとおっしゃる中にそれらが入っているとすれば、とんでもない」と指摘した。
     また、籾井氏の従軍慰安婦靖国参拝に 関する発言も「NHKの内部その他でも言ってはいけない」と批判。会長の考えと正反対の意見や韓国・中国の主張など、NHKは多様な事実を報道しなければ いけないのに、会長発言により報道しなくなるという疑念を呼ぶと指摘。その上で、NHK会長の立場を理解するため「勉強と努力をしていただきたい」と苦言 を呈した。
     上村氏の発言を受け、安倍晋三首相に近い長谷川三千子・経営委員も「我々経営委員は会長に対して『もっと勉強して下さい』『その意見は本当に正しいのか』といったコミュニケーションをはかる義務がある」と述べた。






    線路内に遺体…前の電車にはねられる? 南海線緊急停止

     27日午前6時5分ごろ、大阪市西成区萩之茶屋3丁目の南海高野線萩ノ茶屋駅構内の下り線路上で、男性がうつぶせに倒れているのを難波発極楽橋行き急行電車(4両編成)の運転士が見つけ、緊急停車した。乗客にけがはなかった。男性は死亡しており、大阪府警は前の電車にはねられたとみて調べている。
     南海電鉄によると、同線は事故後に難波―橋本間の上下線で運転を見合わせ、約1時間後に運転を再開したが、最大で1時間以上の遅れが発生。朝のラッシュ時と重なったことから影響は10万人前後にふくらむ可能性もあるという。
     西成署によると、男性は70歳代くらいとみられ、所持品はなかったという。






    「25年手入れ不要」の木橋…10年で腐って撤去 千葉

     

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     25年間手入れ不要と言われた木造橋が10年ほどで腐食し使えなくなった、として、千葉県野田市は26日、橋を同市に無償譲渡した都市再生機構(UR)を相手取り、再建築を求める訴訟をおこすと発表した。橋は現在、主橋梁(きょうりょう)部が撤去され、利用できなくなっている。
     木造の「とんとんみずき橋」は、UR(当時は住宅・都市整備公団)が1998年、同市みずき地区に設置した歩行者用の橋で、全長194メートル、幅4~6メートル。市道をまたいで住宅地同士を結び、当時は木造橋としては日本で2番目の長さと言われた。
     アフリカ産のボンゴシ材を使い、同市によるとURから「25年間、手入れする必要はない」との説明を受け、2002年に譲り受けたという。しかし 同市の点検・調査で、06年には一部腐食が見つかり、10年にはすべての主桁で断面の30%が腐食していることが分かった。そのため、同年には橋が全面通 行止めとなり、翌11年7月、主橋梁部64メートルをURが撤去した。
     木造橋が地域のシンボルだったため、同市はURに再建築を求めてきたが、URから「法的責任を負うべき根拠がない」との回答が寄せられ、訴訟に踏み切った。訴えでは、再建築のほか、市が支出した維持管理費476万円も請求する。
     根本崇市長は、橋の譲渡前の1999年に、愛媛県でボンゴシ材を使った木造橋が腐食、落下した事故があったことに触れ「URは、問題があることは分かっていたはずなのに、25年は手入れ不要との説明のままだった」と批判する。
     一方、URは「橋が使用できない状態であることは、遺憾に思っている。市が行う法的措置に適切に対応したい」とコメントしている。










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