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Wednesday, 20 August 2014

The Asahi Shinbun 21-Aug-2014


広島土砂災害、徹夜の捜索続く 千人以上が避難

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 広島市北部で起きた土砂災害で、広島県警な どは20日深夜から夜を徹しての捜索活動を続けたが、21日午前10時半現在、新たな救助者の発表はない。これまでに判明した死者39人のうち4人の身元 が新たに分かった。7人が依然行方不明となっている。被害が集中した地区では、地盤が緩むなどして二次災害の危険性があるため同日午前6時現在、千人以上 が避難している。
 市災害対策本部によると、約10カ所で夜通し救出作業が続けられた。5人の行方不明者がいるとみられる安佐南区緑井7丁目では、広島市消防局などの50人が生き埋めとなっている人を傷つけないよう重機を使わずに作業を続けた。
 21日も午前7時ごろから広島、大阪、兵庫、島根など7府県警の計1685人、自衛隊、消防などによる捜索が続いている。
 また、市消防局は、さらに「安否確認が必要」な人が31人いるとしており、確認作業を進めている。同日午前6時現在、安佐南区安佐北区の計6万8813世帯16万4108人に避難勧告や避難指示が出されており、442世帯1071人が避難している。
 断水などライフラインの寸断も続いている。JR西日本によると、線路の冠水や土砂流入があるため、被害地区を通る可部線の緑井―可部間と、芸備線の三次―広島間は前日に続き21日も終日運転見合わせとなった。被害地区では午前8時現在、約970戸が停電している。広島市水道局によると、21日午前6時現在で、土砂災害の影響と見られる給水管の破損などで、1230世帯が断水している。
 21日午前には、古屋圭司防災担当相が広島市安佐南区の八木地区を視察した。また午後には、太田昭宏国土交通相が現地を視察し、国交省の調査チームが安佐南区緑井地区で現地調査を行う予定だ。
■都市開発に伴う「災害リスク」
 20日の豪雨による土石流でのみ込まれたのは、山が間近に迫る住宅ばかりだった。広島市は100万人を超す政令指定市にもかかわらず平野部が狭い。1970年代以降に本格化した都市開発だが「災害リスク」と隣り合わせでもある。
 今回、特に被害が大きかった安佐南区の緑井地区と八木地区は、新興住宅地ではない農村地域だ。しかし、多くの住宅は、太田川に沿った限られた平坦(へいたん)部に広がっていた。
 もともと広島市は 山が海に迫り、太田川やその支流の河口部に位置する三角州(デルタ)地帯。70年代以降、指定市を目指して周辺の町村との合併を繰り返し、市域の拡大とと もに人口も増えた。市街地から十数キロ離れた地域でも県や民間による宅地開発が活発化。80年に指定市になったが、山際まで宅地開発が進んだ。
 広島市都市計画課の藤田昭彦課長は「平野が広大な都市と比べ、広島は災害リスクが高いといえる」と語った。







広島土石流、続く救助活動 高校球児も行方不明

 

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 広島市北部の記録的な豪雨災害から一夜明けた21日、民家をのみ込んだ土砂災害の現場では、夜を徹した救助活動が続いた。
 自衛隊員らが救助活動を続ける広島市安佐南区八木3丁目の現場で、全国高校野球選手権広島大会に出場した球児たちが、行方不明になった仲間の捜索を見守っている。
 県立安西(やすにし)高校の野球部3年、鳥越康太さん(17)。バット、グラブ、野球部仲間と写った昨夏の広島大会の写真パネル。土砂が取り除かれた鳥越さんの自宅の横には、室内から運び出されたとみられる高校野球の思い出の品が置かれていた。
 「とりちゃんとは小学校の時から一緒に野球をやってきた。心配です」
 21日午前7時過ぎ、昨年の野球部主将で近くに住む江村征也さん(19)は、元野球部員の迫田真一さん(18)と現場を訪れ、不安げに捜索を見守った。鳥越さんは1学年後輩だった。一緒に住んでいた父勇司さんは死亡が確認された。
 今夏の広島大会 1回戦。控えの捕手だった鳥越さんは5回に代打で出場し、二塁打を放った。スタンドから観戦した江村さんは、その姿が鮮明に焼き付いている。「いつもニコ ニコしてチームの愛されキャラ。よくやってくれたと思った。無事でいてほしい」と願った。迫田さんは「とりちゃんだけ連絡がとれない」と表情を曇らせた。
 安佐南区の八木地区や隣の緑井地区では、多数の死者・行方不明者が出ているが、大量の土砂や濁流に阻まれ、捜索活動が思うようにはかどっていない。このため、21日朝にかけて徹夜で救助活動が続いた。
 鳥越さんの捜索は、21日午前4時から、自衛隊員ら 約20人が取り組んだ。暗闇の中、斜めに傾いた家にサーチライトを当てる隊員。「泥をこちらにまとめて」などと言いながら、シャベルで家や庭、周囲の道を 覆った土砂をかき出した。空が明るくなったころ、土砂で覆われていた家の前に少しずつ道があらわれ、救助犬2頭も家の周辺を捜索した。
 緑井7丁目の別の現場では21日未明、土砂に押しつぶされた住宅から2人の遺体が見つかった。(国米あなんだ)
■避難所で1千人が不安な一夜
 「いつまで避難生活が続くのか」。広島市北部の避難所では、千人以上が不安な一夜を過ごした。
 広島市によると、21日午前6時現在、442世帯1071人が避難所に身を寄せている。安佐南区緑井6丁目の佐東公民館には、緑井、八木両地区から57世帯151人が避難した。
 八木地区の県営住宅に住んでいた原田恵子さん(64)は、簡易畳の上で一夜を明かした。自宅周辺はがれきの山となり、救急隊員4人に車椅子ごと抱えられて救助された。しかし、長年続けている足のリハビリや、持病の通院も当分できそうにない。「環境が変われば身の回りのことが難しくなる。元の生活に戻れるか心配だし、戻ったとしても、次に土砂が崩れた時、逃げきれるか」と話す。
 緑井7丁目のアパートに住む会社員の中村寿雄さん(32)は、家族4人で避難した。妊娠5カ月の妻悠子さん(31)はつわりがあり「出産までまだ余裕があるけれど、いつ家に帰れるのか。先のことが分からないから心配です」と語った。
 住民約300人が避難している安佐南区八 木3丁目の市立梅林小学校では、教室も避難場所になった。2階の教室で家族3人で一夜を明かした川上満恵さん(44)は、自宅の玄関まで土砂が押し寄せ、 裏口から脱出した。「当分は自宅に戻るのは怖い」。長男の中学1年、登暉(とうき)さん(13)は「早く元の生活に戻り、部活をしたい」と話した。
特別警報、範囲狭く発令されず
 今回の災害で、気象庁は「数十年に一度」の危険を伝える大雨特別警報を出さなかった。特別警報は都道府県単位で出すもので、今回のような局地的な雨は対象ではないためだ。
 「もっと早く避難勧告が出ていたら、車が出せるうちに家から離れた」。広島市安佐南区の自宅に土石流が押し寄せた大学院生、鵜野千晴さん(26)は話す。大雨特別警報は市が避難勧告を検討する基準の一つだったが、今回は被害が起き始めた後の勧告になった。
 気象庁によると、大雨特別警報は「5キロ四方の3時間降水量などが10カ所以上で基準値を上回る」といった複数の観測点で大雨になった際に発せられる。局地的豪雨は観測精度などの点から対象にできず、気象台と都道府県が共同で出す土砂災害警戒情報や、既に豪雨になっていることを知らせる記録的短時間大雨情報に注意してほしいという。
 気象防災推進室の担当者は「特別警報の対象外でも気象台と自治体を結ぶホットラインで情報提供している」と話す。太田昭宏国土交通相は21日、省内の会議で「局所的なものでは特別警報で注意喚起できない」と述べ、情報提供により力を入れるよう指示した。







老朽ガス管、交換急げ 全国324万カ所、爆発の恐れも

 

 高度経済成長期に普及した「白ガス管」の交換を都市ガス業界が急いでいる。今も全国324万カ所で使われているものの、老朽化で腐食が進み、事故につながる可能性があるからだ。政府も補助金で支援するが、交換の必要性を知らない学校や病院も多く、難航している。
 昨年9月5日未明、川崎市中原区の4階建てビルから突然、爆発音が鳴り響いた。ビルは全焼し、1人が死亡、8人が重軽傷を負った。腐食した白ガス管からガスが漏れ、引火したのが原因とみられている。
 2011年1月には、佐賀県唐津市の焼き肉店で爆発が起き、店主が顔を負傷した。この事故も白ガス管が腐食して漏れたガスに湯沸かし器の火が引火したことが原因とされる。







米国人ジャーナリストと断定 イスラム国の処刑映像

 イラクシリアで勢力を広げる過激派組織「イスラム国」が19日に公開した米国人ジャーナリストとみられる男性の殺害映像について、米政府は20日、殺害されたのは、2年前にシリアで消息を絶ったジェームス・フォーリー氏(40)と断定した。オバマ大統領は声明で、イスラム国に対し「彼らの思想は破綻(はたん)している。最後には失敗する」などと非難した。
 オバマ氏は、休暇で滞在中のマサチューセッツ州で声明を発表。フォーリー氏の家族らと話したことも明らかにした。イラク北部でイラク政府軍や米軍と激しく対立するイスラム国に対し、「この癌(がん)を取り除くため、中東の国々や人々に共通の努力が求められる」と指摘。「21世紀に彼らのような集団の居場所はない」とも述べた。
 一方、米国防総省は同日、シリアで今夏、イスラム国側に拉致された複数の米国人に対する救出作戦を行ったことを明らかにした。目的地に人質が不在で、作戦は空振りに終わったという。米メディアは、人質の一人がフォーリー氏だったと報じた。19日にイスラム国が公開した映像には、昨年シリアで行方不明になった別の米国人ジャーナリストとみられる男性も映っており、オバマ政権は今後も難しい対応を迫られそうだ。(ワシントン=小林哲






ASKA被告に合成麻薬を売った疑い 2人逮捕

 覚醒剤や合成麻薬MDMAを使った罪などで起訴された歌手のASKA(本名・宮崎重明)被告(56)に合成麻薬を売ったとして、警視庁は、指定暴力団住吉会系組幹部の安成貴彦容疑者(47)=東京都世田谷区南烏山4丁目=ら2人を麻薬取締法違反の疑いで逮捕し、21日発表した。2人とも容疑を否認しているという。
 逮捕されたもう1人は、無職柳生雅由容疑者(64)=東京都新宿区富久町。組織犯罪対策5課によると、2人は3月24日、東京都目黒区東が丘1丁目のASKA被告宅のガレージ内で、ASKA被告に合成麻薬のMDMAとMDA計100錠を50万円で売った疑いがある。
 ASKA被告は「柳生容疑者から、数年前から複数回、合成麻薬を買った」と供述。柳生容疑者が安成容疑者から合成麻薬を仕入れていることを知っていた、とも話しているという。



ネットで買春など誘う サイバー補導、半年で220人

 

 インターネット上で買春を誘うなどして「サイバー補導」された18歳未満の子どもが今年上半期(1~6月)、220人に上ったことが21日、警察庁のまとめでわかった。全体の6割近くは非行・補導歴がなく、警察庁は「保護者が知らないうちに、子どもが危険な書き込みをしている実態がうかがえる」としている。
 220人の内訳は、男女別では女子が210人(95・5%)を占めた。高校生が143人(65%)と最多で無職の45人(20・5%)が続いた。 目的別では「援助交際など」が143人(65%)、「下着売買」が75人(34・1%)。補導歴と犯罪行為で摘発された「非行歴」がない子どもが124人 (56・4%)にのぼった。最年少は13歳の少女で、計6人いた。
 インターネットへのアクセス方法について、4~6月に補導された111人に警察庁が調査したところ、スマートフォンの利用が109人(98・2%)を占め、タブレット端末と携帯電話は1人ずつだった。警察庁幹部は「殺人や強姦(ごうかん)といった凶悪犯罪につながる恐れがある。保護者が正しい使い方を教えてほしい」と話している。







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